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北海道 鉄道代替バスの旅 (その2:羽幌線代替バスと留萌本線)


11月の終わりに国鉄(一部JR)廃止路線の代替バスを乗りに北海道に行ってきました。その1は名寄本線でしたが、今回は羽幌線と留萌本線です。

留萌本線

厳密にいうと留萌本線は一部区間がまだ運行を継続していますし、代替バスは運行していません。留萌本線は深川から留萌までを走っていたのですが、同じ区間を並行するバスがあります。今回はそのバスに乗車しました。

この日のルート

  1. 旭川→留萌: 沿岸バス。高速バスタイプで快適。ただし乗客はいない

  2. 留萌→豊富: 沿岸バス。かつての羽幌線の跡をたどります。

  3. 豊富→稚内: JRで移動。

Seg.1 旭川→留萌駅前 (沿岸バス)

留萌行きのバスは旭川が始発で深川を経由して留萌に向かいます。沿岸バスと道北バスの二社合わせて一日あたり5便あるのですが、補助が出ていても運行が厳しいとのことです。

旭川を出る前に、留萌から先の区間(羽幌線代替バス区間)で利用可能なフリーきっぷ(沿岸バスの「萌えっ子フリーきっぷ」)を道北バスの窓口で調達します。

萌えっ子フリーきっぷを調達。絵柄が数種類あり選択可能ですが、窓口で「どれにしますか?」と聞かれると好みのキャラクターを選ばなければなりません。

フリーきっぷ調達後、旭川駅前から留萌行きのバスに乗車です(バスの写真は撮り逃しました)。この路線は観光バス(高速バス)タイプの車両で運行されています。なので、車内もそれっぽい座席です。
発車時点では数名の乗客を載せていたのですが、旭川市街地を出る前に私以外の全員が下車してしまい深川十字街までは乗客は私一人となりました。さすがに深川十字街で数名が乗車。全部で5名ほどの乗客を載せ留萌に向かったのですが、確かに収支は厳しそうです。

高速バスタイプの座席ですが乗客がいません
最前列に陣取りました。

Seg.2 留萌駅前→豊富 (沿岸バス)

留萌駅前で旭川からのバスを下車。羽幌線代替バスで豊富に向かいます。以前にきたときには留萌駅前には有人の窓口があったと記憶していたのですが、営業していませんでした。閉鎖したのでしょうか・・・

ここから豊富までは普通の路線バスです。途中の景色等は写真に撮っていないのですが、日本海沿いの絶景区間をバスは走ります。左手に日本海、右手は丘陵地帯でいかにも北海道という景色です。また、羽幌線の跡も見ることができます。

沿岸バスの留萌駅前待合所です。
窓口は閉まっていました。
旧留萌駅。中には入れません。
バス停も萌っ娘
これから4時間乗車する路線バスです。市立病院が始発で、かなりの数の乗客が乗車していました。

ところで、長距離路線バスでは途中でトイレ休憩があり乗務員も休憩するケースが多いのですが、留萌豊富線の場合は、乗務員休憩はなく途中二箇所(羽幌と遠別)で乗務員が交代するため、時間を確保したトイレ休憩はありません。ただ、この時に数分停車するので、その間にトイレに行くことができますが、外に出てのんびりすることはできません。

幌延を過ぎ、幌延深地層研究センター前で管轄の関係だと思われるのですが一旦料金精算があります。フリーきっぷの自分は関係ないのですが、他の人は一旦料金支払いを行っていました。

留萌をお昼すぎに出て豊富まで約4時間。留萌から羽幌あたりまでは乗客もたくさん乗車していました。羽幌を過ぎてからはだいぶ減りましたが、それでも常時5~10人程度は乗車していましたので、それなりの利用状況のようです。

11月末は日没も早く、豊富に到着する頃にはすっかり夜になっていました。

豊富到着時はすっかり夜です(これでも16時30分あたりです)

Seg.3 豊富→稚内 (JR)

豊富からはJR乗って稚内の宿に向かいます。豊富駅からは高校生が一人乗車しました。通学しているのでしょうか?

豊富駅の待合室。ストーブが点いていました。
稚内に到着。宿へ向かいます。
稚内駅前。気温はまだプラスでした。

この時点では気温もプラスで雨も降っていなかったのですが、夜の間に雪になって積もる予想です。

この日のルートのGPSログです。
留萌からは天塩までオロロンラインを北上、以北は内陸です。

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