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晩夏の山陽乗り鉄記 (その1)

期限切れ間近のJALのマイルを「どこかにマイル」でガチャしたところ福岡往復を引き当てたので福岡から山陽をのんびり東進し、神戸から船で九州に戻るという旅を計画しました。
ところが出発間際になって台風10号が九州地方に接近し始め、場合によっては列車が運休となる可能性もでてきたため台風の進路を睨みながらの旅行になりました。

Day1 福岡に飛んで小野田線に乗る

初日は羽田から福岡に飛んで、関門海峡を潜り小野田線の長門本山支線です。ご存じの方はご存知のように長門本山支線の乗車難易度は高く、列車は朝2本、夕1本の3本しかありません。朝の便に乗るには最寄りの街の宇部新川あたりに泊まってもとっても早起きが必要なので夕方便を狙います。

Seg.1. 羽田空港→福岡空港
    (JAL319  STD:1300  STA:1445(ATD:1340  Landed:1502))

博多から長門本山に行くには博多発1545の新幹線が実質終電です。預け入れ荷物もないので空港から博多駅までの移動は一時間あれば楽勝でしょう。と思っていたのですが、羽田出発が45分遅延、福岡到着も20分遅れ。空港内を急ぎ足で抜けて地下鉄に飛び乗り、地下鉄車内でスマートEXで新幹線のチケットを確保し券売機には立ち寄らずに改札をピッと抜け新幹線に飛び乗りました。券売機で乗車券を購入していたら間に合わなかったかもしれません。

Seg.2 のぞみ44号 博多(1536発)→小倉(1551着)

少々息切れ気味で飛び乗ったのぞみ東京行きは意外と混んでいて座れません。1号車の端っこに席を見つけたときには小倉到着間際でした・・・

新幹線の小倉駅。

Seg.3 小倉(1612発)→下関(1631着)

初日の宿は下関です。18きっぷを使うよりも普通に乗車券にしたほうが安いので小倉駅で乗車券を購入です。小倉から長門本山は普通に券売機で購入できるのですが、長門本山から下関までの乗車券購入に手間取りました。このため貴重な時間を使ってしまい昼食を食べ損ねました。目論見では、たくさん時間があったら駅の外で資さんうどんのごぼ天うどんを、時間がなければ駅ナカでかしわうどんを食べる予定だったのですがどちらもダメでした。おなか減りました・・

ほぼ関門区間専用の415系。となりはソニック。
415系は窓に暗いフイルムが貼ってあるので外はあまり見えないのが残念。

Seg.4 下関(1640発)→小野田(1720着)

下関からは、さっそく115系です。山口県の115系は2ドアの3000番台が多いので室内もクロスシートがどーんと並びます。モハの台車近辺に陣取りモーター音を楽しむのが鉄則です。山陽本線は速度を出す区間が比較的多いので音も豪快です。

この先たくさん乗る黄色い電車
2ドアなのでぱっと見は117系みたいです。

Seg.5. 小野田(1742発)→雀田(1757着)

小野田駅では渋い跨線橋を渡って小野田線です。123系の単行は座れない程度に混んでいました。123系は片開きドアと両開きドアの2種があるのですが、ここでは片開きのほうでした。

渋い跨線橋です
駅も国鉄時代そのままです。うどん屋は15時までなのでここでも食事できませんでいた
単行の123系(片開きモデル)
窓がない部分はトイレですね
跨線橋と123系。令和とは思えません。
小野田駅の跨線橋のたぶん竣工時の記名だと思います。自分よりも年上でした。

Seg.6. 雀田(1812発)→浜河内(1815着)

本日のメインイベントの長門本山支線。雀田駅に停車していた長門本山支線の123系には平日ですが意外と人が乗車しています。ほとんどは18きっぷユーザと思われます。

雀田駅に停車中の123系

長門本山まで乗るのではなく支線唯一の途中駅の浜河内で下車して長門本山まで歩くことにしました。1日に3本しか列車がない浜河内駅で4人(含自分)も下車したのには驚きです。しかも、自分以外の3人は定期券でした。自分は運転手さんに切符を渡したのですが、今度は運転手さんがちょっと驚いていました。きっと普段利用する人は定期券か18きっぷで普通の乗車券を使う人は少ないんでしょう。

浜河内駅で下車
浜河内駅外観です

Seg.7. 浜河内→長門本山 (徒歩)

長門本山行きの列車は20分程度停車して折り返します。浜河内と長門本山の距離は1km強なのでのんびり歩いても間に合います。長門本山駅周辺を探索する時間的な余裕は無いですが二度目の訪問なので浜河内から歩いてみました。写真はありませんが、夕方の田舎道(家はそこそこあります)を歩くのは気持ちいいですね。

徒歩ルートです。のんびり歩いて15分程度です。

Seg.8. 長門本山(1840発)→雀田(1846着)

乗車証明書をもらって乗車すると車内は見覚えのある顔ぶればかりです(w
長門本山駅近辺から小野田駅を含む山陽小野田市の中心部まで多数のバスが走っています。列車で長門本山に到達するのは難しいのですが、バスなら簡単です。

長門本山で折り返し待ちの123系
落ちかえし待ち
長門本山駅近くからは海が臨めます。

Seg.9/10 雀田(1854発)→居能(1903着)
    / 居能(1906発)→宇部(1913着)

初日のミッションをコンプしたので下関の宿に向かいます。8月末の山陽時は19時頃に暗くなってきました。宇部までは辛うじて景色は見えましたが冬場は真っ暗ですね。

長門本山からの列車は雀田駅で長時間停車して宇部新川に向かいます。
自分は宇部方面に乗り換えです。
居能駅で屋根のない跨線橋をわたって宇部線に乗り換えて宇部に向かいます

Seg.11. 宇部(1919発)→下関(2004着)

下関行きは例によって黄色い115系です。モーター音を響かせ夜の山陽路を走って下関に到着。駅近くの食堂で晩ごはんをいただき宿にチェックインして初日は終了です。

下関駅って趣がありますよね
駅前の定食屋で生姜焼き定食

地方に行くと夕ご飯を食べることができるのが飲み屋しかないということが多々ありますが、飲み屋が苦手なので定食屋があると助かります。

というわけで、飛行機の遅延で始まった初日は無事終了です。台風の進路が気になりますが明日は大丈夫そうです。
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