見出し画像

北海道 鉄道代替バスの旅 (その1:名寄本線代替バス)

11月の終わりに国鉄(一部JR)廃止路線の代替バスを乗りに北海道に行ってきました。乗ったのは以下の代替バスです。

  • 名寄本線

  • 留萌本線

  • 羽幌線

  • 天北線

  • 根室本線 (富良野ー新得)

今回はこのうちの名寄本線についてです。

名寄本線とは

詳しくはWikiでも見ていただくとして、名寄本線は、北海道の北部に位置し、名寄市と紋別市を結ぶ路線でした。1989年に廃止され、現在は名士バスと北紋バス、北見バスが代替バスを運行しています。人口の多い街同士を結んでいるため、2~3時間に1本の割合で運行されています。

ルート

この日のルートは次のとおりで旭川を起点にぐるっと一周です。

  1. 旭川→遠軽 (JR)

  2. 遠軽→紋別BT (北紋バス)

  3. 紋別BT→興部 (北紋バス)

  4. 興部→名寄 (名士バス)

  5. 名寄→旭川 (JR)

Seg.1 旭川から遠軽へ (JR オホーツク1号)

まず宿泊地の旭川から遠軽に移動です。旭川から遠軽までは特急で約二時間です。石北本線の上川と白滝の間って惹かれるんですよね。

旭川駅にて。オホーツク1号にのります。
旭川駅にて。自由席はそれなりの人数の乗降がありました。
遠軽到着
緑屋根の遠軽駅。駅の隣には立派なホールができていました。
暖が取れますし、小さいけどカフェもあります。

Seg.2.遠軽→紋別BT (北紋バス)

遠軽と紋別の間は北紋バスと北見バスの両者が運行しています。この日に乗ったのは北紋バスの運行でしたが、北見バスの遠軽ターミナルから出発します。
バスは湧別までは内陸を北上し、湧別からオホーツク海に沿って走ります。基本的には国道を走りますが、一部区間では旧道等を走ります。この間乗客は常に4~8人程度乗車していましたが、全線を乗り通したのは自分だけでした。

北見バスの遠軽BT。中には広い待合室があります。
なんか昭和の雰囲気があるホームですね
これから乗るバスがやってきました。
北紋バスはどれも紋太の絵が描かれていました。
紋別BTに到着。観光案内所もありますが、11月末の平日ということもあり人影はまばらでした。

Seg.3.紋別BT→興部 (北紋バス)

紋別から興部までの区間も北紋バスが運行しています。今回乗車するのは雄武行き。時間があれば紋別から雄武までの興浜南線、雄武から北見枝幸までの興浜線未成線区間、そして北見枝幸から浜頓別までの興浜北線の区間もバスで走破してみたいのですが、この区間は難易度が高いのでなかなか実行できません。
紋別から興部までの区間も乗客は常時数人いました。オホーツク海に沿って走る区間もあり、海が見えるとアガりますね

紋別BTのバス乗り場です。
今回のるのは雄武高校行き。雄武にもバスで行ってみたいと思います
(車では行ったことあるんですけどね)
興部到着。
バス停の路線図見ると今でも名寄本線ルートがメインなのがわかります。
興部のバス停は道の駅と同じ場所です。
興部の道の駅にはキハ22が展示してあるのですが、冬支度のためブルーシートがかけられていました。

Seg.4.興部→名寄 (名士バス)

興部から名寄は名士バスが運行しています。この区間は名寄と下川の間は本数が多く概ね1時間に一便程度のバスがありますが、名寄と興部の間は概ね2~3時間に一便程度になります。
ところで、北紋バスは車体がかなり汚れていたのですが名士バスはピカピカでした。冬の北海道なので汚れるのはデフォだとは思うので当日洗車したのかもしれません。
興部からは数人の乗客を乗せたのですが、私以外はわりとすぐに下車してしまい車内は自分ひとりだけになってしまいました。「こりゃ名寄まで楽勝」と思っていたのですが下川ターミナルで大量の高校生が乗車してきて満員(立ち席も)になりました。名寄市内から下川の学校まで通学する高校生の足になっているようです。

興部から名寄まで名士バスに乗ります。バスもきちんと洗車されていてピカピカでした。
大量の高校生とともに名寄駅に到着。
バスは名寄市立総合病院行きなので、名寄駅と出たあとも大量の高校生を載せています。
名寄駅からはJRに乗って旭川に戻りました。

Seg.5. 名寄→旭川 (JR)

最後は名寄からJR乗って旭川に戻りました。本当は名寄から旭川までバスがあるので乗りたかったのですが、終バスが早いので興部からのバスからでは乗り継ぎができませんでした。いずれチャレンジしてみたいと思います(旭川と和寒の間は乗ったことがあるのですが、名寄まで全線走破してみたいと思います)。

この日の行程のGPSログデータです。旭川を起点にぐるっと一周しました。


//

いいなと思ったら応援しよう!