私がREADYFORで働く理由
READYFORでプロダクトマネージャーをやっているまっきーと言います
「入社理由」はよく聞かれることがあるけど、
「働き続ける理由」はあんまりないんじゃないか
そう思って記事を書くことにしました
ちなみに入社エントリはこちらです
【前提】READYFORって何?
READYFORは日本初のクラウドファンディングにして、ソーシャル領域で日本最大級のクラウドファンディングです
クラウドファンディングというと、新製品の応援購入というような、ECサイトのようなイメージがあると思います
しかし、当初はお金の集まりづらい活動や困った人たちに支援をする、という寄付の位置付けから始まりました
偶然ではありましたが、READYFORは2011年、東日本大震災のあった年にサービス開始しました
当時も被災して困った人たちが多かったと思います
そんな人たちを助けるサービスです
僕は造語で「クラウドファンディング原理主義」の会社と言ったりします
【そもそも】READYFORへの入社理由は?
入社以前、僕は大手通信会社の子会社で飲食店のクーポンを配信するようなスマホアプリのチームに所属して、プロダクトオーナーをしていました
しかしプロダクトオーナーとは名ばかりで、裁量権に乏しく、開発施策をやりたくても、その承認のフローが長く、手触り感やスピード感に欠けました
そこで、裁量権を求めて転職活動を始めたのがキッカケです
比較的小さい人数でやっているWebサービスで、独立系の会社で探していました
そんな中で元は知らなかったREADYFORをエージェントの方に紹介いただきました
調べるうちに興味を強く惹かれていきました
当時コロナ禍全盛期で、自分のやっていた前職のサービスの存在意義に疑問をもっていました
「このサービスはなくちゃいけないのか?」
「ユーザーのためになってるのか?」
当時、キングズ・カレッジ・ロンドンの渋谷 健司教授が「日本のために」と立ち上がって帰国して、
故郷福島県の相馬市コロナワクチンセンター所長に就任したというニュースを見ました
心を揺さぶられ、「自分もこうあるべきだ」と思いました
思えば2011年の震災のとき。
当時高校生だった僕は被災地へのボランティアに行くかとても悩んだのですが、結局ためらって行きませんでした
そこまで人のためを思って生きていけなかった弱い人間です
そのことが心の中にずっとしこりとしてあったのを思い出しました
「誰かのためになると信じられるサービスをやろう」
そう思いました
READYFORは間違いなく困っている人たちを助けるサービス
しかも、自分の職能であるプロダクトマネジメントの力を活かすことができます
それが入社理由です
【本題】READYFORで働き続ける理由
入社時のアツい想いというのは時間とともにあせてくるものです
私の仕事の現場は、一つ一つの社会的意義の高いプロジェクトと向き合うわけではありません
サービス上のユーザーの動きを数字として見ながら、使いづらそうなところを改善していくことがメインです
そうすると当初の働く意義を忘れていってしまうものなんですよね
そんなとき、支援数の多いプロジェクトを調べていてこちらのプロジェクトを見つけました
ウイグル人の晒されている厳しい現状を広めるマンガ冊子を作りたいというプロジェクトです
マンガを実際に読んでみて非常に動揺しました
ここまで過酷な状況になっているなんて…
「ウイグル(新疆)は中国に弾圧されている」とニュースの文字面で見るのとはまったく違うインパクトがあります
気になった人はこちらを読んでみてください(無料です)
こういう「お金にならないけど、本当に大事なことをやろうとしてる人がいる」という事実
「自分が仕事を通じてそれを応援できる」ということ
強く使命感を感じました
私の環境は恵まれてます
幸せな家庭に生まれて、祖父の持っている家に奥さんと2人で住まわせてもらってます
旅行に行きたいと思えば、父親の車を借りられます
そもそも免許取得費用も大学までの学費も親に払ってもらえました
暁光というか、ボンボンというか、本当に恵まれすぎてると思います
最近、「今後の人生で何をしていくのか」ということを考えます
普通の人は老後で感じるようなことかと思うのですが、僕は現時点で、
「自分の力を社会に還元しなくてはならない」と感じました
だから、僕はREADYFORで働きます
それが社会のためになると信じています
Twitter:@Pod0_carp_us
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