12月10日
「こども本の森 遠野」は、ことしの夏にオープンした本の施設で、館の名前にこどもと冠しているけど年代問わず誰でも楽しめる場所となっており、本の森で日頃スタッフとして働いている市役所の職員、教育文化振興財団の職員、そして保育協会の先生がたとは別に、町のみんなでこの施設を育てていくためのサポーターグループがあり、「こども本の森 遠野を育てる会」と呼ばれている。
会のメンバーは、絵本の読み聞かせや本の修繕、ワークショップの企画など、それぞれが得意なことで本の森の発展に貢献するかたちをとっており、今夜は育てる会の発起人たちが集った忘年会があった。
わたしは発起人ではないが、仕事上とても近い立場にいたので声をかけられ、退去の挨拶も兼ねて参加した。一市民が当事者意識を持って運営に携われるのは小さな行政区域ならではだと思う。その点でも本の森はこれからがますます楽しみな遠野の観光施設である。