学生マーケティング研究会10#20
こんにちは!
今回の活動記録では、11 月に行った中間報告会と調査票の作成についてお話させていただきます。
「中間報告会」
前回の振り返りとして、食事日記や二次データを収集して浮かび上がった仮説は、「若者は食事に対して罪悪感を抱いているのではないか」というものでした。食生活実態データ・食事に対する意識データなどの様々な二次データをもとに議論を重ね考察をした結果、私達は「食品スーパーが、若者の食事に対する罪悪感を解消する手助けができたら良いのではないか」と考えました。食品スーパーの特徴として、他の業態よりも商品の種類や品数が多く、自分に合ったカロリーや量を選べるということはもちろん、店内加工商品は添加物も少なく、価格も良心的な物が多いことが挙げられます。そんな食
品スーパーだからこそ、若者の食事に対する罪悪感を解消できるのではないか、と考えたのです。そこから、「日々の食事をより豊かに存分に楽しんでもらいたい」、「若者に高頻度で来店してもらいたい」ということも考え、罪悪感解消商品コーナーを売り場に配置するという企画提案をしました。
中間報告会では、この提案に対し、AJS 様より「若者の中で食事に対する健康意識や罪悪感が本当にあるのだろうか」、「若者を食品スーパーに呼び込むプロモーションがもう少し欲しい」などの貴重なご意見をいただきました。このご意見をもとに、私たちの企画に何の要素が足りないのか、何をすべきなのかと反省点や改善点を洗い出しました。
そこで私たちの企画の目的である「罪悪感解消のため若者に食品スーパーに通ってもらう」という目的を再確認し、そのためには「食品スーパーの良さを若者に知ってもらわなければならない」、「AJS 様に若者でも罪悪感を持っているということをアピールしなければならない」と考えました。
「調査票の作成」
そして中間報告会を終えてから私たちは調査票の作成に取り掛かりました。18 歳から22 歳の男女500 名を対象に食事をする際に意識することやどんな時にどんな罪悪感を抱いているか、罪悪感を解消したいかなど、罪悪感を抱えている若者の存在の証明や罪悪感の正体を明らかにできる内容の質問を考えました。罪悪感は個人によって程度が異なる感情なので、定量調査か定性調査のどちらで質問をするのかの振り分けが難しかったです。しかし、CCC マーケティング様のデータアナリストの方にたくさんのアドバイスをいただき無事に調査票を完成させることができました。
中間報告会に向けての取り組みでは、何を1 番に伝えたいかを明確にし、二次データを活用しながら「なぜそうなるのか」という根拠を述べ、具体的に提案するということの大切さを学びました。また、相手の立場に立ってプレゼンテーションの内容が理解してもらえるか、伝わるのかを考えながら構成していくことが重要だと気づきました。
調査票の作成では回答者の方に「罪悪感」という言葉が“やってしまった” というような軽いイメージではなく、重たいイメージで伝わってしまい共感してもらえないのではないかとチームメンバー皆で頭を悩ませていました。丁寧な言葉遣い・聞き方・語彙などで修正するものが多く、何度も話し合ったのを覚えています。これほど調査票の作成に時間がかかるとは思ってもいなかったので完成した時は大きな達成感が得られました。とても貴重な経験をさせていただいたと思います。
11 月の活動記録は以上です!
次回は他のゼミの方にご協力いただいたデプス調査と調査票の結果をもとに実施したデータ分析を行った12 月の活動記録を掲載します。ぜひお楽しみに!
担当:あざらし