学生マーケティング研究会5#14
こんにちは!!☺️
今回は12月前半に主に行っていたことについてお話していきます!
中間報告会を終えて調査票が納品されるまでの期間に、「スポーツの価値とは何か」についての再考と、他のゼミの方にご協力いただきデプスインタビューを行いました。(※デプスインタビューとは、より話を聞きだしやすくするために1対1でインタビューを行う調査方法です。)
まず「スポーツの価値」についてです。中間報告会では、スポーツの価値を「良いイメージを持ってもらえる」と定義していました。しかし、以前行ったブレインストーミングを再度見直してみると、スポーツから得られる価値は人それぞれ異なりますが、その根底には「身体を動かす楽しさ」があると気づき、さらにこれはスポーツからしか得られないものであると考えました。そして、この「身体を動かす楽しさ」こそが「スポーツの価値」であると再定義しました。そうすることで、スポーツという言葉の概念が広がり、今までスポーツと聞いて思い浮かべるものだけでなく、アルバイトや散歩など身体を動かして楽しいと感じるものはすべて’スポーツ’として捉えることができると考え、これらを平仮名の「すぽーつ」と表すことにしました。そしてその後、大学生に「すぽーつ」を伝えるための実店舗や戦略について考えていきました。
次に、他のゼミの方へのデプスインタビューについてです。自分たちが考えていることを大学生の総意にできるのか明らかにすることを目的として、スポーツの実施状況の変化やスポーツ小売店との関わり、ファッションに対する意識などを中心に、インタビューを行いました。質問内容を考えることや回答に対して深掘りをしていくことは想像以上に難しく感じましたが、私たちだけでは思い浮かばなかった意見や考えを得ることができる貴重な機会となりました。
以上のことを行っている間に調査票が納品され、次にデータの分析にとりかかりました。調査結果をいただいたとき、普段のゼミ活動や大学の講義では体験できないほどの多くの方が回答してくださったデータを分析できることに、とてもワクワクしたことを覚えています。
まず、私たちは調査票の質問項目をクロス集計することで分析を試みました。(※クロス集計とは、質問項目を2つ以上かけ合わせて集計する分析手法のことです。)
例えば「スポーツをすることへの興味・関心」×「ファッションへの興味・関心」など、質問項目をかけ合わせて集計することで異なる質問同士に関係があるのかを探っていきました。
調査結果からは、ブレインストーミングで出た意見が多くの大学生との共通認識であるという再確認や、「もしアパレルに特化したスポーツ小売店があった場合に魅力に感じるものはどれか」という質問に対して、「ブランドごとにスペース分けされた店舗」「店頭・SNSで自分たちの世代のTPOにあった着こなしを提案している」などの回答をした人が多いといったデータを得ることができました。
回答を見て「こういった傾向があるのか」という発見もあれば、調査票を作成する際に「この2つの質問に関係があったらいいな」と考えていたもので思うような関係が見られなかったりと、上手くいくことばかりではありませんでした。しかしながらサンプル数の多いデータを扱えることは非常に楽しく、貴重な経験となりました。
また、研究を進めていくうえで「この質問はこう聞いておけば良かった!」など、質問の仕方や複数回答の選択肢について後々気づくことも沢山あり、勉強になりました。デプスインタビューとは違い、文面で質問することの難しさも改めて実感しました。
次回は、これまでの活動を経て私たちの考えを実店舗の提案に繋いでいった過程と、実店舗の中身を具体化させていったことついてお話します!!💫