わたしのためのストローハット
帽子はかぶり慣れるまでが問題だ。どんなにコーディネートとぴったり合わせても、その日の装いを帽子主体で考えたって、家を出る直前に気恥ずかしくなって頭から外してしまえば、それでおしまい。
帽子というアイテムは、アイウエアとよく似ていると思う。顔の一部を隠すことで見えている箇所を一層魅力的に見せてくれるという点や、スタイルを少しばかりドラマティックに仕立て上げてくれるという点に於いて。
しかしながらそれらはきっと、気恥ずかしさという弱点とも表裏一体で、気取っている、とか、ナルシ