【こんな映画でした】746.[黄色いリボン]
2020年 9月20日 (日曜) [黄色いリボン](1949年 SHE WORE A YELLOW RIBBON アメリカ 104分)
ジョン・フォード監督作品。音楽だけはよく知っていたが、映画を観るのは初めて。こんな映画だったのか、と。アメリカ合衆国のネィティブ以外の人たちには、涙が出てくる感動ものかもしれない。
逆にネィティブからしたら、屈辱の悲惨な歴史を思い出さされる、とてもイヤな映画だろう。そもそも観もしないだろうが。つまりここでも残虐・非道なインディアンとして描かれており、騎兵隊はまさに正義の味方なのだ。
主役がその右翼のコチコチのジョン・ウェインである。ラストシーン、彼が退役して去っていくのを、陸軍省の辞令を持った兵が追いかけていき、と見せ場を作っている。まさにアメリカ万歳、今日のアメリカ合衆国があるのは彼らのおかげだ、というテロップが流れて映画は終わる。
私には気分の悪い映画、ということになる。だから作中の様々なエピソードも、それがどうした、といった批判的な見方しかできない。もう二度と観ることはないだろう。
それにしてもネィティブというか、インディアンの歴史をそろそろきちんと勉強したいものだ。本は買ってあるのだが。
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