【こんな映画でした】559.[間諜最後の日]
2020年 8月22日 (土曜) [間諜最後の日](1936年 THE SECRET AGENT イギリス 87分)
アルフレッド・ヒッチコック監督作品。見終わって、すぐにこれは駄作だなと思った。特にラストでピーター・ローレ扮する殺し屋があっさり殺されるところなど、あまりにも稚拙な脚本・演出だ。
主演はジョン・ギールグッドで初めて。相手女優はマデリーン・キャロルでこれも初めて。誤って殺される紳士が脇役で良い感じだったが、パーシー・マーモントという俳優とのこと。やはり、初めて。カメオ出演は見逃していた。
ヒッチコックの『映画術』によると、彼自身も「失敗作」としている。もっとも興行的に失敗したことがメインかもしれないが。ただ観客が主人公とともに、という原則に則っていなかったとは言っている。つまり共感できないということ。
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