【こんな映画でした】1008.[クリスマス・ツリー]
2023年 3月13日 (月曜) [クリスマス・ツリー](1969年 L' ARBRE DE NOEL THE CHRISTMAS TREE フランス 104分)
テレンス・ヤング監督作品。子役のブルック・フラー(撮影当時10歳)と父親役のウィリアム・ホールデンの悲しい物語。白血病で死ぬことになるのだが、その切っ掛けが海でボートで遊んでいるときに、原爆を運んでいた飛行機が事故で空中爆発し、彼が被曝した結果、白血病になるというもの。シリアスな設定である。
作中、使われている音楽はあの[禁じられた遊び]と同じメロディーであった。オオカミが彼の最後の友人になるのだが、よく調教したものだ。彼ら2匹の哀しみを表す叫び声で映画は終わっている。エンドクレジットがないのは、このDVDがレンタル専用商品であるからかもしれない。
なおブルック・フラーは1963年のルキノ・ヴィスコンティ監督の[山猫]にリトル・プリンスとして出ていたようだ。白血病ものの映画としては[ある愛の詩](1970)がある。