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【こんな映画でした】664.[我等の町]

2020年 7月20日 (月曜) [我等の町](1940年 OUR TOWN アメリカ 90分)

 サム・ウッド監督作品。ウィリアム・ホールデン主演、撮影当時22歳。相手役はマーサ・スコット、覚えてないが何本か観ているようだ。

 アメリカの田舎町の1901年から1913年までを、1940年の現在から描く。田舎の人々の典型的な生涯を描いているとも言えるか。人々の宗派の違いについても細かく説明させている。鍵などかけなくても泥棒はいない、とも言わせている。

 出てくる町の人たちについて、誰それは何年後にこうこうの理由で亡くなったとかの話も3人分紹介している。つまり悲しい事実も町の歴史の一コマとして、淡々と伝える。

 そんな中でメインとなる家が二軒。双方の子どもたちの長女と長男が恋をして1904年に結婚へ。そして第二子の出産(1913年)で映画は終わる。その出産は難産で、エミリーは夢うつつの中で、自分が死んでしまった夢を見るというストーリー。いわゆる「夢オチ」なのだが、結構シリアスに、「生きていくこと」とはとか、「幸せとは」とエミリーに考えさせる内容になっている。

 とまれアメリカ映画、ハッピーエンドであった。文化の違う私などには、やや理解しにくいというか、なじめない映画であったかもしれない。

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