【こんな映画でした】96.[運動靴と赤い金魚]
2021年 8月 8日 (日曜) [運動靴と赤い金魚](1997年 BACHEHA-YE ASEMAN CHILDREN OF HEAVEN イラン 89分)
マジッド・マジディ監督作品。主人公アリをミル=ファロク・ハシェミアン。その妹ザーラをバハレ・セッデキ。いずれもバイオグラフィーのデータがなく、撮影当時何歳だったか分からない。役柄的には兄が9歳、妹が6歳か。
子どもの顔にまるで大人のような表情を見て取れるのは、果たして幸せなことと言えるだろうか。妹ザーラはとても良い顔をしているのだが。兄は垂れ目なのでやや頼りない剽軽な顔をしている。
舞台は貧しい細民街であるが、アリが父親とアルバイトに行く先はお金持ちの住宅街であった。貧富の差の激しさが分かる。
ラストシーンは水場で足を冷やしているアリの足と金魚を。父親が二人の靴を買ってあるシーンを見せるが、それを子どもたちにやるシーンはなかった。なかなか味な終わり方だ。