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【こんな映画でした】76.[21g]

2021年 1月26日 (火曜) [21g](2003年 21 GRAMS アメリカ 124分)

 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。この監督では[バベル](2006)を観ている。今、思いだしてみると今作同様、時間の流れ方・切り方というかが似通っていたような気がする。で、何が「21グラム」なのか。

 俳優たちはショーン・ペン、ナオミ・ワッツ(撮影当時34歳、初めて)、そしてベニチオ・デル・トロ(撮影当時36歳、[チェ 28歳の革命]2008年でゲバラ役を観ていると思う)の三人がメインキャスト。

 編集が凝っているというべきなのか、フラッシュバックとカットバックとが複雑に絡まっている感じ。慣れるまでは、なかなかついていけなかった。メイキングで監督が言っていたが、人間の感情や思いの流れというのは、そういうことになるのが自然、と考えてのことのようだ。つまり系統的に論理的に展開するのではない、と。

 ベースとなるアイテムは心臓移植。臓器移植である。アメリカはやはり盛んに行われているのだろう。ただ脳死で移植される臓器が誰のものだったかは、ここでも秘密にされているようだ。

 もっともそれではドラマは始まらないので、調べさせることに。そしていろいろと愛憎劇が展開されることに。

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