【こんな映画でした】930.[フリーダム・ライターズ]
2023年10月13日(金曜) [フリーダム・ライターズ](2007年 FREEDOM WRITERS アメリカ 123分)
リチャード・ラグラヴェネーズ監督作品。ヒラリー・スワンク(撮影当時32歳)主演、エリン・グルーウェル役。日本の女優・水原希子に似ているように、私には思えた。個性的な顔立ちだ。
結論から言って、この映画は教師志望者は必見であるということ。そしてここでのことが絵空事ではない、つまり実話に基づくということを忘れてはいけない。
どんな境遇のどんな人たちでも、自ら「変わろう」という意思を持って行動していけば、それは可能なのだと我々に知らしめるものだ。映画ではそれを「change」と言っている。難しいことをしようというのではない。変えていこう、というわけである。ほんの小さなことからでも。
*
エリンはまず生徒一人ひとりに新しいノートをプレゼントする。自腹での、まさしくプレゼントである。そこに彼らは自らの思いの丈を書いていくことになる。そして読んで欲しいといわないかぎり、エリンは読まない、と。読んで欲しいならロッカーに入れて置いて、と。
こういうわけで原題の「FREEDOM WRITERS DIARY」ということになる。実際に1999年に出版されたとのこと。この映画は『シネマでごちそうさま 恋と仕事と、女たち』(まつかわ ゆま 近代映画社 2009年)に紹介されていたもの。
なおエリンの夫については、私も男なので、アーアと思ってしまう。なかなか妻の仕事を認められないようだ。まして自分より高収入とかとなると、もう許せないのだろう。離婚することになる。