【こんな映画でした】399.[孤児ダビド物語]
2021年 4月17日 (土曜) [孤児ダビド物語](1935年 DAVID COPPERFIELD アメリカ 130分)
チャールズ・ディケンズの『デイヴィッド・コッパーフィールド』の映画化。ジョージ・キューカー監督作品。[ガス燈](1944)・[マイ・フェア・レディ](1964)の監督。時代が時代だけに古さを感じる。画質というか感度もいま一つなのは止むを得ないのだろう。
俳優は何と言っても子役のフレディ・バーソロミューで、撮影当時10歳くらいか。グレタ・ガルボの[アンナ・カレニナ](1935)に出ていたようだ。次いで叔母役のエドナ・メイ・オリヴァー、撮影当時51歳。細長い顔でおよそ美人の系列ではないが、良い役である。あと知ったところでは、モーリン・オサリヴァンが出ている。
それにしてもこの小説についてまったく知らずに観たので、まずはこのような内容であったのか、と。たしかに孤児となった主人公が、苦労の末、叔母に引き取られ、そこで青年に成長し結婚。しかし間もなくその女性ドーラ(モーリン・オサリヴァン)も亡くなり、幼なじみともいえる女性と結ばれて終わる、というもの。