【こんな映画でした】740.[パルムの僧院]
2020年12月12日 (土曜) [パルムの僧院](1947年 LA CHATREUSE DE PARME フランス 166分)
クリスチャン=ジャック監督作品、二作目。主演はファブリス役のジェラール・フィリップ、撮影当時24歳。ちょっとにやけた感じもする二枚目。つまり微妙なところ。
女性は何といってもジーナ役のマリア・カザレス、撮影当時24歳が魅力的。そして20歳の役柄のクレリア役のルネ・フォール、撮影当時28歳。両者ともおなじみになってきた。
驚かされたのはジーナ役のマリア・カザレスのほうが年下なのに、役柄ではクレリアより年上となっている。
スタンダールの小説は未読なので、映画を観つつ、こんな内容だったのか、と。
いつ、この題名にある「パルムの僧院」が出てくるのかと思ったら、ラストシーンのテロップでのみ。もっとも一度、看守が逃げ込もうとしているシーンがあったが、それがそうなのかもしれない。要するにファブリスがこの僧院へ、ということが紹介されているだけなのだ。