【こんな映画でした】651.[ヴェラクルス]
2020年 8月15日 (土曜) [ヴェラクルス](1954年 VERA CRUZ アメリカ 94分)
ロバート・アルドリッチ監督作品。[合衆国最後の日](1971)に続いて2本目となる。といっても観たのは1977年のことであり、すっかり忘れている。今作はやや異色な西部劇ということと、主演男性二人に興味があり観ることに。中古レンタル落ちのDVDであるため、お終いの方で画像が少し乱れた。致し方ない。ともかくほぼ全部を観られたので。
さてその二人とは、ゲーリー・クーパー(撮影当時50歳)とバート・ランカスター(撮影当時37歳)。もちろんゲーリー・クーパーの方がギャラが良かっただろう。ラストシーンもそういう扱いに。ただ撃たれたバート・ランカスターが拳銃を収め、ニヤリとするのが印象的だったとの解説もある。つまりゲーリー・クーパーより得をした、と。
女優も二人で、ドニーズ・ダルセルは伯爵夫人役でフランス人とのこと、撮影当時28歳。革命軍のスリの女役は、サリタ・モンティエールで撮影当時23歳のスペイン人。
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アメリカの南北戦争が終わってまもない頃のメキシコでの話。皇帝に対し革命軍が活動している中へ、この二人の男たちが金目当てで参加する。いかにも西部劇という感じで、ピストルでそんなに簡単に命中できるのかなと思ってしまう。ま、それはお約束ごとなので無視。
ラストはこの二人の考え方の違いが出て来ていて、金目当てのバート・ランカスターの方は、つまり悪は滅びる。ゲーリー・クーパーは革命軍のために取り戻した金貨を提供する。もっとも10万ドルの報酬が、約束はされていたが。
あと当時32才のチャールズ・ブロンソンも出ていたようだが、分からなかった。基本的に私に西部劇は、今はもう合わない。あと[シェーン]・[駅馬車]をはじめとして何本か観ようとは思っているが。
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