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【こんな映画でした】209.[アンナ・カレニナ](1935)

2021年 2月24日 (水曜) [アンナ・カレニナ](1935年 ANNA KARENINA アメリカ 95分)

 クラレンス・ブラウン監督作品。[仔鹿物語](1946)を観ていて、これは良かったが、今作はイマイチか。主演アンナ役のグレタ・ガルボ(撮影当時29歳)もイマイチ情熱が感じられない。相手役ヴロンスキー役はフレデリック・マーチ(撮影当時37歳)で、やや年が行き過ぎているような。ルネ・クレールの[奥様は魔女](1942)・[我等の生涯の最良の年](1946)を観ている。

 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督のヴィヴィアン・リーの方がキャスト的にも演出的にも良かった。ラストシーンもこちらは機関車の正面であり、ガルボのは機関車の脇からであった。しかもエンドマークはガルボの写真(写真立て)のところで出てくる。何とも芸の無い終わり方だ。
 なおモーリン・オサリヴァンがキティ役で出ている。23歳くらいか。

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