【こんな映画でした】187.[仔鹿物語]
2020年 5月13日 (水曜) [仔鹿物語](1946年 THE YEARLING アメリカ 128分)
クラレンス・ブラウン監督作品。いかにもアメリカ映画であった。父親と息子の関係で、父親が息子の模範となり教え諭していく。題名の通り動物が出てくるが、それと子役なのだからヒット間違いなしの鉄壁の映画である。
子どもたちにとってペットというか、動物とのかかわりは大事なことだ。ただあくまでも動物には動物たちの世界があり、人間の世界とは別のもの。その違いをいずれシビアに思い知らされる時が来るということ。だから最後の決着は息子自身にやらせるのだ。
父親役のグレゴリー・ペックは撮影当時30歳。さすがに顔も若い。母親役のジェーン・ワイマンは撮影当時29歳、後のレーガン大統領夫人とのこと。子役は撮影当時役と同じ12歳のクロード・ジャーマン・Jr。ややふっくらした顔の男の子だった。