【こんな映画でした】880.[愛と哀しみのボレロ]
2023年 2月20日 (月曜) [愛と哀しみのボレロ](1981年 LES UNS ET LES AUTRES BOLERO フランス 185分)
クロード・ルルーシュ監督作品。1982年1月27日に大毎地下劇場で観ている。今回は二度目。ブルーレイディスクをかなり前に買ってあったが、なかなか観ることができなかった。なんせ三時間なので。(なお本作には4時間半のテレビ用のバージョンもあるとのこと。監督はこの3時間のもので良いと言っている。)
覚えていたのは、ジョルジュ・ドンのボレロのシーンと、精神病院に行方不明になっていた妻を迎えに行くシーン。あとは何となくこういうシーンもあったな、くらいである。当時一度観ただけでどれくらいそのストーリーを理解していたのだろうか。
今回何度かに分けて観たが、やはりよく分からなくなってしまった。今から封入されている解説を読んで、読み解くことにする。
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原題は「一方と他方」ということになるらしい。歌詞の字幕では「自分たちと他人」と訳していた。たしかに「自分たちと他人たち」、そういうことだと思う。それぞれ立場が違えば、考え方も行動も違ってくる。みんな人それぞれなのだ。
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オープニングのテロップで「人生には2つか3っつの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ。その度に初めての時のような残酷さで。 ウィラ・キャザー」。続いて監督からのメッセージだろう、「多くの人々の思い出を映像化したものです」と。