【こんな映画でした】700.[われら女性]
2020年 6月25日 (木曜) [われら女性](1953年 SIAMO DONNE
We, the Women Of Life and Love イタリア 96分)
5編のオムニバス。第一話は監督アルフレード・グアリーニ、主演エンマ・ダニエーリとアンナ・アメンドラ。女優の卵たちがオーディションのために撮影所に大挙して集まっている。その模様。
第二話は監督ジャンニ・フランチョリーニ、主演アリダ・ヴァリ。女優業の大変さが分かる。我々、一般の人間は何と言っても気楽なものだ。匿名性があるのは楽だ。女優が人間らしく、普通の(?)幸せを求めるのは難しいことなのかもしれない。
第三話は監督ロベルト・ロッセリーニ、主演イングリッド・バーグマン。バーグマンがカメラ目線で語りかけてくる。日常生活に似たようなことがある近隣とのトラブル、といったところか。
第四話は監督ルイジ・ザンパ、主演イザ・ミランダ。これも女優の生き方の大変さを描くか。もっぱら子どものあるなしなのだが、そもそもは結婚にしても、だ。
第五話は監督ルキノ・ヴィスコンティ、主演アンナ・マニャーニ。これも日常茶飯のよくある話、ありふれていて特段に取り上げられることはない瑣末な、しかし引っ掛かると厄介な事件を。
イングリッド・バーグマン以外はすべて「女優」としての様子が描かれている。大作ではないが、ちょっとした小品ということで、面白いのではないか。
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