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【こんな映画でした】485.[ガス燈]

2020年 1月27日 (月曜) [ガス燈](1944年 GASLIGHT アメリカ 114分)

 ジョージ・キューカー監督作品。何とも見事な作品だ。結婚に持ち込むまでの詐欺師的な手口といい、その後の精神的に追い込んでいくやり方といい、本来賞讃されるべきことではないが、逆の意味で感心させられる。シャルル・ボワイエがそれを演じていて、小憎らしい。

 そして本命はイングリッド・バーグマン。正直言って、舌を巻くというか、その綺麗さには参った。若干ソフトフォーカスのレンズを使っているようだが、そんなこととは関係なく美しい。どちらかと言うと、私には彼女は男顔に見える。そして清楚・清純というところ。

 これでは世の男性陣はみんな参ってしまったことだろう。今頃になって初めてまともに観ることとなった私も、参ってしまった。演技もスタイルも表情も、もう何かもエクセレントということだ。

 さて内容的にはやはりミステリーであり、結婚から精神的に追い込んでいくまでに映画全体の半分の時間を使っている。その後、解決へと導いていくわけだが。そこでの俳優はジョセフ・コットン。

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