【こんな映画でした】527.[未来を生きる君たちへ]
2022年 5月20日 (金曜) [未来を生きる君たちへ](2010年 HAEVNEN IN A BETTER WORLD デンマーク/スウェーデン 112分)
スサンネ・ビア監督作品。女性監督、初めて。エリアスをマルクス・リゴード(撮影当時12歳)。その母親マリアンをトリーヌ・ディルホム。父親アントンをミカエル・パーシュブラント。クリスチャンをウィリアム・ヨンク・ニルセン(撮影当時12歳)。良い顔をしている。初めのうちは明るい顔をしているが、だんだんと憂鬱な顔に変化していく。
エリアスは学校で「ネズミ顔」と囃されいじめられているが、その原因は歯列矯正用の器具を歯に付けているからだった。
原題(デンマーク語)の意味は「復讐」のこと。そのものズバリである。英語の題名は「より良い世界で」といった意味か。やや甘すぎる。そして邦題だが、これはもはやどこを向いているのか、といったところか。この映画は、暴力を受けた際の対処方法の一つとしての「復讐」についてのもの。たしかに全編通して「復讐」がアイテムとなっている。
アントンが地元の人(デンマーク人)から暴力を受けるシーンでは、スウェーデン人はスウェーデンに帰れ、と言われている。こんな狭い地域でもやはり差別や争いの歴史が尾を引いているのだろう。
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