【こんな映画でした】383.[西部に賭ける女]
2022年 7月 9日 (土曜) [西部に賭ける女](1960年 HELLER IN PINK TIGHTS アメリカ 100分)
ジョージ・キューカー監督作品。[マイ・フェア・レディ](1964)の監督である。主役女優であるソフィア・ローレンの撮り方はやはり上手いと言うべきだろう。まだ25歳ということもあるが、若くて溌剌とした魅力をいっぱいに出している。
ジャンルとしては、西部劇だが、私に言わせれば「西部劇、西部劇してない西部劇」だ。アイテムとして幌馬車の代わりに旅回りの劇団の馬車があり、ピストルでの撃ち合いがあり、先住民が彼ら白人を襲うシーンも入っている。もっともよく見れば、白人と先住民とはいずれも二人殺されている。数を合わせているのではないかと思う。
ということで西部劇のジャンルの中では異色の作品と言えるのではないか。そして私は結構これを評価したいと思う。
主役の男優はアンソニー・クインで作中、43歳だと言っているが、撮影当時のほぼ実年齢であったようだ。あと俳優でカッコいい悪役メイブリーをスティーヴ・フォレスト(撮影当時34歳)、[愛と憎しみの伝説](1981年)・[史上最大の作戦](1962)を観ている。