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【こんな映画でした】1016.[パリジェンヌ]

2019年 3月23日 (土曜) [パリジェンヌ](1961年 LES PARISIENNES 101分 フランス)

 4人の監督による4編のオムニバスだが、すーっと切れ目なく続いている。洒落たおしゃれな映画。

 二編目の「アントニア」の監督ミシェル・ボワロンは、[さらば夏の日] (1970)、[個人教授] (1968)を観ている。女優で知っていたのはカトリーヌ・ドヌーヴだけだった。当時17か18歳。

 一編目の「エラ」は、流れが良く軽快で、しかも面白い。ラストも単純なハッピーエンド。「アントニア」は自分の誇りを守るために、昔の恋人に会いに出かけるというもの。侮辱されたままでは気が済まないということ。女伊達とまでは言わないまでも。

 三篇目の「フランソワーズ」は、男好きの女性を描く。気に入ったらすぐ恋人にしてしまう、といったところ。こういう女性もいるだろう。ただそれが幸せかどうかは難しいところ。

 最後の「ソフィー」はカトリーヌ・ドヌーヴ。まだ男性を知らないうぶな女学生。ひょんなことから恋が始まりかけて、というところで映画は終わっている。

 なお劇中の歌はシャルル・アズナブール、とテロップにあった。

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