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【こんな映画でした】322.[ライフ・オブ・デビッド・ゲイル]

2021年10月15日 (金曜) [ライフ・オブ・デビッド・ゲイル](2003年 THE LIFE OF DAVID GALE アメリカ 131分)

 アラン・パーカー監督作品。ケヴィン・スペイシー(撮影当時42歳)主演。ジャーナリスト・ビッツィーをケイト・ウィンスレット(撮影当時27歳)。両者ともこれまで何本か観ている。

 編集が上手いというべきか、最後まで一気に見させられた。そして結局、最後のところはどうなったか、私には不分明なところが残った。

 メインアイテムは、死刑反対運動ということになるか。主人公はスキャンダルに巻きこまれ、職を失い、アル中に。結果から言うと、人生を諦めて最後のご奉公としてこの事件を組み立て、自ら無実の罪で死刑を執行されるということに。

 最後にどんでん返しがあるのだが、果たしてビッツィーは、その後どのような行動を取っただろうか。沈黙を守った可能性が一番強いとは思うが。というか、それを見込んで主人公たちは彼女を指名して最後のインタビューに応じたわけだ。

 その際、ちゃんと報酬も受け取っている。50万ドルだから、大した額である。それをおそらく離婚した女性とわが子あてに送っているようなのだが、そのあたりがいま一つ釈然としない。

 とまれ、見事に計画された作られた事件であった。それに気がつくのがビッツィーだが、それも処刑寸前になってからであった。オープニングシーンで車から降りて、走るシーンは、ラストでのことだった。

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