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【こんな映画でした】348.[金曜日のテレーザ]

2021年 3月 3日 (水曜) [金曜日のテレーザ](1941年 TERESA VENERDI イタリア 87分)

 ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品。主演はアドリアーナ・ベネッティ、撮影当時20歳くらいか。役柄は18歳だが。アンナ・マニャーニは撮影当時32歳、大人の女性を。小児科医ピエトロは監督でもあるヴィットリオ・デ・シーカが。

 解説には「小児科医ピエトロは借金返済のため、孤児院の担当医となり、勝気な美少女テレーザと出逢う……。テレーザ役でデビューしたアドリアーナ・ベネッティの初々しい魅力! デ・シーカ監督のネオレアリズモ以前の希少な作品」と。

 要するにコメディ。面白おかしく作られてある。孤児院の院長も冷たそうに見えたが、ちゃんとしていて、ラストも乙なやり方をしている。イタリア映画でハッピーエンドになるのは数少ないのではないか。意外の感。

 なお原題は、テレーザの姓名。といっても「VENERDI」が「金曜日」の意味でもあるらしい。彼女の生年は1924年とのこと。1934年に孤児院に。そして現在18歳。孤児院にはあと一年、という設定であった。

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