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【こんな映画でした】244.[十字路の夜]

2020年12月26日 (土曜) [十字路の夜](1932年 LA NUIT DU CARREFOUR NIGHT AT THE CROSSROADS フランス 71分)

 ジャン・ルノワール監督作品。これまで観てきたのとは趣が違う。それもそのはず「メグレ警視」ものであった。主演メグレ警視にピエール・ルノワール(ジャン・ルノワールの弟、撮影当時46歳)。この口ひげを見て、[名探偵コナン]の目暮警部を思い出した。そういうことだったのか、と。

 エルザ役はその設定通りのデンマーク人ヴィンナ・ヴィニフリート、撮影当時18歳。なかなかの美人だが、すれた役である。画質の悪さは仕方がないとして、題名通りに夜のシーンが多く、当時のフィルムの感度からしても相当に苦しい。見づらい。

 ラストでメグレ警視が謎解きをするまでサッパリ展開が分からなかった。やはり私にはミステリーものは鬼門だ。

 解説には「パリ郊外に住むデンマーク人カール・アンデルセンの車庫で、死体が入った車が発見される。メグレ警視は、容疑者カールの妹と名乗るエルゼに目を付け……。G・シムノンの『メグレと深夜の十字路』が原作。」、と。

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