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【こんな映画でした】1044.[ソルジャーブルー]

2023年 5月26日 (金曜) [ソルジャーブルー](1970年 SOLDIER BLUE アメリカ 112分)

 ラルフ・ネルソン監督作品。キャンディス・バーゲン(撮影当時24歳)主演。いつ映画館で観たのかは覚えていない。ようやく入手して、2回目を観る。こんな内容だったのか、というのが正直なところ。

 オープニングのテロップで、ラストシーンで出てくる虐殺の模様をあらかじめ私たちに知らせている。ところが映画の大半は二人の逃避行であり、わりあい平和な感じなのだ。もちろんオープニングシーンは、インディアンが騎兵隊の護衛のもとの現金輸送車を襲い、皆殺しにするものなのだが。

 その責任を取らせるために、シャイアン族の村の人々を虐殺するのであった。インディアン虐殺の悲劇1864年の「サンドクリークの大虐殺」を描く映画であった。

 これはアメリカの歴史であるが、同様のことはいずれの時代、いずこの国にあってもあったことである。残念なことだが。そして日本社会ではおそらく、早くは奈良時代から平安時代にかけての蝦夷の討伐がこれに当たるだろう。アメリカの19世紀のように、大砲こそはなかったが、その残虐さにおいては同じだろう。皆殺しがあったに違いない。

 なお主題歌は、バフィ・セント・メリー、カナダ系アメリカ先住民とのこと。

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