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【こんな映画でした】916.[ライジング・サン]

2022年 4月23日 (土曜) [ライジング・サン](1993年 RISING SUN アメリカ 130分)

 フィリップ・カウフマン監督作品。ショーン・コネリー主演。ということで選んだのだが、残念ながらいま一つであった。やはり日本人や日本文化の扱い方がどうしても気になる。登場する日本人は、おそらくみな日系人であろう。やはり日本の役者とは違う感じがする。

 それにしてもかつて日本の会社が、その持てる金でアメリカの企業やら建物を買収していった時代を思い出させる。もちろん私はその実態を知らないので、このような映画でその一端を知ることになったわけだが。それにしても嫌な感じを否めない。

 アメリカ合衆国はとことん白人国家であり、その優越感は強烈だ。日本の会社が安易にアメリカへ進出したわけではないだろうが、それでも違和感を感じざるを得ない。違う文化のところに入っていくのは、やはり相当に難しいことだ。

 ショーン・コネリーは格好良くやっているが、内容的にそれほどワクワク・ヒリヒリするものではない。映画評にあるとおり、この監督([存在の耐えられない軽さ])と俳優からしたら、やや残念な結果というべきか。

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