【こんな映画でした】878.[ポストマン]
2022年 4月13日 (水曜) [ポストマン](1997年 THE POSTMAN アメリカ 177分)
ケビン・コスナー監督作品。ともかく長い。それでもかなりカットしたのだろう、つながりの分かりにくいところがあった。ともかく編集がまずいのか、脚本がまずいのか、はたまた原作がダメなのか。
セリフの「アメリカ合衆国を信じる」というところで、アメリカ人に受けたのかもしれない。いずれにせよディストピアものである。コスナーはどこが気に入ったのだろう。
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時は2013年、核兵器によるものかどうか、ともかく合衆国は解体され、各地に軍団が跋扈し、暴力支配のもとにあった、ということ。そんな世の中を良くしていく切っ掛けを作るのが、このポストマン(郵便配達人)というわけである。
アビー役の女優オリヴィア・ウィリアムズ(撮影当時29歳)が良い感じだった。[17歳の肖像]・[ハンナ]でも観ているようだ。
中身は大言壮語の大がかりな・大仰な感じで、私は好感を持てなかった。なぜポストマンが、世直しの立役者になるのかも、やや説得力に欠けるか。とまれ、観ずらくて苦労した映画の一本であった。