【こんな映画でした】526．［肉体の冠］

2020年 9月18日 (金曜)　［肉体の冠］（1951年　CASQUE D'OR　GOLDEN HELMET　フランス　97分）

　ジャック・ベッケル監督作品、初めてだろう。シモーヌ・シニョレ（マリー役）が良い。撮影当時30歳。今回この女優を観て思ったのは、彼女もイングリッド・バーグマン同様に男顔だということ。しかし二人とも何とも言えない魅力を湛えている。相手役のマンダはセルジュ・レジアニで、［情婦マノン］でマノンの兄の役で出ていたようだ。

　原題のは英語のそれにある通り、「黄金のヘルメット」。それでも分からないが、ネット上で書いてくれている人がいた。娼婦マリーの髪型を言うのだそうだ。髪を束ねてグッと盛り上げてある状態を指すらしい。なるほど。
　とまれ純愛･悲恋物語、といったところ。