【こんな映画でした】350.[ジャスティス]
2022年 6月10日 (金曜) [ジャスティス](1979年 ...AND JUSTICE FOR ALL. アメリカ 114分)
ノーマン・ジュイソン監督作品。[屋根の上のバイオリン弾き](1971)と[ジーザス・クライスト・スーパースター](1973)とを観ている。カナダ人監督。主演はアル・パチーノ、相手役女優はクリスティーン・ラーチ(撮影当時28歳、長身、なかなかチャーミングだが初めて)。1981年4月20日に映画館で観ており、今回は二回目。例によってすっかり忘れていた。
アメリカ合衆国の司法制度のいい加減さを批判する映画でもあろう。また基本的に白人(WASPというべきか)以外は、極端に差別され、中でも今作では黒人たちの扱いの酷さを浮き彫りにしている。
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2022年 6月11日 (土曜) [ジャスティス](1979年 ...AND JUSTICE FOR ALL. アメリカ 114分)音声解説版
ノーマン・ジュイソン監督による音声解説版。アメリカ合衆国における司法の実態というか真実を明らかにしたかったとのこと。つまり人種差別や経済力の差により、判決内容が違ってくるということ。概して黒人には厳しい。もはや人間扱いしてない感がある。
私もかつて疑問に思ったことがあるが、いくら弁護士といえども有罪のものを法廷技術によって無罪にすることが果たして善なのかどうか。この映画の中でも出てくる。有罪と知っていたが、無罪判決を勝ちとる。しかしその後、また殺人を犯すことになるという例である。日本の法廷ドラマでもあった。
シリアスな内容だから、できるだけコミカルに描いたり、閑話休題のようなシーンを入れたり、もちろんラブシーンも入れたり、と工夫をしているとか。