【こんな映画でした】310.[ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語]
2021年 9月15日 (水曜) [ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語](2019年 LITTLE WOMEN アメリカ 134分)
グレタ・ガーウィグ監督作品。[レディ・バード](2017)に続いて二作目となる。シアーシャ・ローナンが次女のジョーを。母親にローラ・ダーン、伯母にメリル・ストリープ。長女がエマ・ワトソン、三女にエリザ・スカンレン、、四女はフローレンス・ピュー、この三人はいずれも初めて観る。男優はジョーの夫になるルイ・ガレル、幼なじみをティモシー・シャラメ([レディ・バード]に出ていたようだ)。
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映像的にはフラッシュバックが多く、そのシーンはいつ頃のことなのかと、途中、分からなくなることも私にはあった。演出は女性監督らしい細やかな描写があるように思えた。
結局、劇中劇というか、映画の中での現実と虚構とか入り混じっているようだ。たとえば出版社にこの「LITTLE WOMEN」を売り込んだ時、ラストをハッピーエンド、つまりジョーが結婚するようにしたら売れると言われ、そのように変更し、映像でもそのように。
ジョーが母親に言われた言葉が印象的だ。ジョーが今、私は愛されたいと母親に言うと、すかさず母親はそれは愛しているのではない、と。そのとおりだろう。人に愛されたいというのは、人を愛することではないのだ。