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【こんな映画でした】497.[シッピング・ニュース]

2018年 9月18日 (火曜) [シッピング・ニュース](2001年 THE SHIPPING NEWS 111分 アメリカ)

 ラッセ・ハルストレム監督作品。これはまた分かりにくい原題を、そのままカタカナにして邦題としている。もう一工夫して欲しかったところだ。果たしてこの題名で日本での興行成績はどうだったのだろう。心配になる。それとメインテーマが父と息子との葛藤・確執でもあり、日本ではあまりそこまで問題視されてないように思うので、受け入れられたかどうか。

 映画の内容を象徴するものをあえて一つ言うなら、それは「家」、それも故郷の島の岬に建つ家である。なら邦題を「岬の家」とでもできなかったか。(やはりこれでは地味か。)

 さてこの映画を選択したのもやはりケイト・ブランシェットの出演映画ということで。しかし、彼女は最初の15分ほどで交通事故死してしまい、あとは妄想として二回ほどワンカットのシーンが出てくるだけであった。悪女役であった。2つの助演女優賞を獲得している。

 むしろ拾いものはジュディ・デンチが登場したこと。それも重要な役割で。妙な言い方をしたが、決して貶めているのではない、出演しているのを知らなかっただけだ。渋い演技である。

 主役の二人、ケヴィン・スペイシーは映画[アウトブレイク](1995年)で観ていたが記憶してなかった。ジュリアン・ムーアは映画[理想の結婚](1999年)で観ていた。

 子役のバニーを演じていたのは、実は三人姉妹というか、三つ子であったそうな。途中、ちょっと違った感じを少し感じたような気もする。しかしよく見つけてきたものだ。

 二度目は監督たちのコメントを聞きながら(実際は、字幕を観ながらだが)観た。やはりよく考えられ・練られた上で、しかも一年の年月をかけて製作しているのだ。良いものができる条件だろう。

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