タカシクエスト 第10章
タカシクエスト 第10章
19歳・12月。俺はうつ病を発症した。
原因は、グチャグチャの顔を治す為に極度の食事制限をしたことだ。
納豆、青汁、メカブ、そばを中心にしたメニュー。
こんなんじゃ外を歩くのもフラフラだ。
しかし、こんな危険な状態に陥っても発達障害の症状から、知らない人を無意識のうちに怒らせてしまう。
なので、メンタルはボロボロになった。
そして、追い打ちをかける事件が起こる。
船橋駅の改札を出たすぐ近くに回復ドリンク屋があった。そして、その店でカシスジュースを飲もうと店員に注文をした。
すると、女性店員は俺を見るなりメチャクチャ険しい顔をしてきた。
俺は、何なんだと思い、店員の顔をよく見た。すると、高校時代の同級生の女だった。
しかも、俺に暴言を浴びせまくってきた女だった。
女はカシスジュースをカウンターに置くと、俺をじっと見ながら、隣にいたギャル系の女の店員に「ほらオカシイ」と発言した。
するとそのギャルは、「本当だ」と言った。
女は、俺がオカシイことを色々な人に伝えているみたいだ。
痛恨の一撃だった。メンタルがボロボロの状態で不意を突かれた一撃。
二日酔いに似た症状が俺を襲う。
気持ち悪い。助けてくれ。誰か救急車を呼んでくれ。
オラに力(お金)を分けてくれ~。