No.01 黎の軌跡から始めたユーザー向けの情報おさらい。女神の七至宝と結社《身喰らう蛇》
黎の軌跡クリアしました。めっちゃ楽しかったです。アニエスが可愛すぎた。次回作での活躍にも期待します。
そして今作も続編につながる情報が盛りだくさんでした。本作は軌跡シリーズをこれから始める人でもOKみたいなプロモをされてはいましたが、さすがに新規さんが理解するには歴史を重ね過ぎているシリーズだなと若干感じました。ですので、この記事は主に黎からはじめた人向けの解説となります。(過去作のことあんまり覚えてないって人も)
なにせ黎の軌跡に至るまで、空FC空SC空the 3rd(リベール王国編)、零碧(クロスベル自治州編)、閃1~4(帝国編)、創(クロスベル自治州独立編)と10作品もありますからね。過去作やっているユーザーでも把握しきれない情報量だと思います。
さてさっそくですが、第一回目のテーマは軌跡シリーズの基本中の基本である女神の七至宝についてです。
※過去作の情報も含まれているので、未プレイの方はネタバレにご注意を。
シリーズ通しての大動脈である女神の七至宝
第一回目のテーマは、シリーズ通しての大前提であり根幹について。
黎の軌跡では話に登場しなかったので何のことだろうと思う方もいるかもしれませんが、シリーズ通して必ず、問題の原因になっている存在があります。
それが空の女神の七至宝、セプト=テリオンと呼ばれるものです。軌跡シリーズの物語はこの七至宝が物語の根幹に必ず影響を与えています。
数千年前に空の女神が人にもたらした、超常的な力を有する古代遺物。計7つ存在していて、それぞれ七属性(地水火風時空幻)をつかさどっています。
女神の至宝の力を享受したかつての古代人たちは共通して、いずれも堕落の道をたどっており、女神の至宝はシリーズ通して人の身に余る存在と認識されています。1200年前に起こった古代文明の崩壊――大崩壊後はゼムリア大陸の各地に何らかの形で封印され、女神が遣わした《聖獣》に見守られています。
以下、空の軌跡、《白面》のワイスマンの女神の至宝についての発言抜粋。
「無限の力を生み出し、奇蹟へと変換することのできる究極の古代遺物」
「”世界の可能性”をそれぞれ異なる方法で利用することで奇蹟を起こす古代遺物」
「至宝ごとに七派に分かれた古代人たちは様々な形で”理想”を追い求めた」
空の軌跡 → 空の至宝による《リベールの異変》
聖獣レグナート
七曜歴1203年 2月に終息
零碧の軌跡 → 零の至宝(幻の至宝再現)による《クロスベル事変》
聖獣ツァイト
七曜歴1204年 12月に終息
閃の軌跡 → 大地の至宝、焔の至宝による《巨イナル黄昏》
聖獣アルグレス、ローゼリア
七曜歴1206年 10月に終息
このように、過去作で英雄たちが対処した災厄の原因は女神の七至宝に由来しています。黎で起きたゲネシスタワーの災厄も、根っこのほうでは100%七至宝が絡んでいて、行く末を見守る聖獣の存在があるはずです。これから先の物語で徐々に明らかになっていくでしょう。
この七至宝に深く関わる組織が、結社《身喰らう蛇》であり、空の軌跡からずっと物語の裏で暗躍しているフィクサー的な組織です。
黎の軌跡でもそうでしたが、敵か味方かハッキリしない曖昧な側面もあり、魅力の一つになっています。黎でようやく姿を見せた《破戒》のエルロイ・ハーウッドのような犯罪者もいれば、碧の軌跡や閃の軌跡シリーズで活躍した《鋼》のアリアンロードのような、頭を下げて敬意を表したくなるようなスーパー聖女も所属していました。
彼らは《盟主》のもとで、オルウェウス最終計画と呼ばれる計画を果たすべく暗躍していますが、いまだに何を考えているのか全く分からない不気味な組織であり続けています。
現時点で明確に分かっていることは、ヒトの世における七至宝の行く末を見届けることが、彼らのオルフェウス最終計画の進行に必要だという一点のみです。
ちなみにオルフェウス最終計画は、いくつかの段階に分かれています。
第一段階 《福音計画》(空の軌跡)
第二段階 《幻焔計画》(零、碧、閃の軌跡)
第三段階 《永劫回帰計画》(創、黎~)
創、および黎の軌跡からはじまる共和国編では、計画の第三段階である《永劫回帰計画》について語られます。
黎の軌跡時点では、空、幻、大地、焔の4つの至宝がすでに登場し、《身喰らう蛇》が災厄を見届けるという顛末になっています。残されているのは時、風、水の3つの至宝。閃の軌跡の顛末に関しては、道半ばでギリアス・オズボーン(黒のイシュメルガ)と地精によって幻焔計画を乗っ取られたりもしていましたが、至宝の行く末を見守ること自体が彼らの目的のため、それも想定して動いていたように思えます。
共和国が舞台の物語でどんな至宝が関わって来るのかまだハッキリとは判明していませんが、黎の軌跡は時間に関する描写がとりわけ多いことから時の至宝が関わってくるんじゃないでしょうか。オクトゲネシスも懐中時計みたいな見た目をしていますしね。