点と点が繋がった、小さなシンクロ、ドイツ編
ドイツから戻ってきてすぐに、SNS上で近くに住む女性と出会いました。
年齢も趣味も同じだし、なんならもっとお喋りしたいね。ということで、翌日に会うことに。
カフェもいいけど、私は時差ボケ解消のため、散歩がしたい。
彼女はわんこの散歩がしたい。ということで、互いが好きな海の上の桟橋と近くの公園をぶらぶらすることにして、待ち合わせ。
青い空、青い海、そして太陽の輝かしい光。
ドイツでは灰色と闇の毎日だったので、この自然の恵みに改めて感謝しながら、初対面とは思えないほどの勢いで、とりとめのないおしゃべりを楽しみました。英語が上手で分からなかったけど、実は彼女がドイツ人だったことに気づいてびっくり💓
出身地は、ドイツのブレーメンだそう。
あれ。
ブレーメンといえば、ブレーメンの音楽隊?
もしかしてブレーメンっていう街は本当にあるの?
と聞いてみたら、まさにその近所で生まれ育ったとのこと。
私はドイツには何度も行ってるのに、どうもそこまで興味が持てずに、知らない部分が多すぎるのです。
ブレーメンの音楽隊といえば確か、グリム。
グリムといえば、赤ずきんちゃんや白雪姫。
そういえば、メルヘン街道と呼ばれる場所がドイツにはあったはず。
知人からよくお薦めされる場所だけど、全然頭に入ってなかった。
メルヘン街道ってどこ?
帰宅後に調べてみると、メルヘン街道の最終地点が、まさにそのブレーメンだということを発見。お~♡
スタート地点は、600キロ南下した場所にあるハーナウ。
グリム兄弟が生まれた場所です。
その最寄りの国際空港は、フランクフルト。
あれ。
私、フランクフルト空港行きのチケットをすでに持ってる。
来春のベルリン旅行は、アムステルダム経由ではなく、パリ経由にしたのだけど、航空会社の都合でフランクフルと経由になってしまったのです。
ということはフランクフルトに途中下車してロマンチック街道で遊べる可能性もありということ。私が行きたいといえば、夫はOKしてくれるのでしょう。
ちょっと心が動きました。
グリムのお話で生まれ育ったのに、ちっとも知りませんでした。
童話や幼児文学の世界といえば、私にとってはイギリスがすべて。プーやアリス、ピーターラビット、ピーターパンやエレナー・ファージョンなどが凝縮しているイギリスをかつての留学先に選んだくらいだから。
彼女に会ってなかったら気づいてなかったことでしたが、
来年の旅として検討してみようと思いました。
彼女と私は同い年で、ドイツ東西の「壁」を知ってる世代です。
子供の頃にブレーメン(旧西ドイツ)に住んでいた彼女も、親戚が旧東ドイツに住んでいたことから、ときおり家族と訪れることがあったそう。
子供心にも、国境警備員の厳しさにはびびったそうです。お土産に持って行った果物などを取り上げられてしまった思い出が強烈なんだとか。
壁がなくなった後のベルリンにはまだ行っていないというので、日本人の私がその様子を報告をする。みたいなおしゃべりにも花が咲き、楽しい時間を過ごしました。
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