父、上顎洞がんになる〜手術の後
*手術は20年以上前のことです。今はもっと医学が進んで治療方法も変わっていると思います。
摘出、形成、どちらの手術も長時間かかりました。形成手術の後なんかは、そこら中包帯で巻かれていて、父の人生の中で一番ミイラに違い状態だったと思います。
手術後も過酷でした。繋げた血管や脂肪に血が通わないと壊死してしまうので、血流を妨げないよう顔の動きは制限され、ベッドの角度も一定に保たれていました。少しずつベッドの角度が変えられ、顔の自由度も増え、ベッドから離れられるようになるまで数週