如月

12才のメインクーンMIXこぱんの闘病記録 2020年7月「胸腔型リンパ腫(大細胞型)」と診断されました。このnoteは寛解までの記録になる事を願って。 そして同じ病の子の助けになれば。

如月

12才のメインクーンMIXこぱんの闘病記録 2020年7月「胸腔型リンパ腫(大細胞型)」と診断されました。このnoteは寛解までの記録になる事を願って。 そして同じ病の子の助けになれば。

最近の記事

[WK15]5月8日

またしてもかなり間が空きました。 抗がん剤、ステロイド、投薬、強制給餌、2~3時間置きの食事。 この3か月の間、3年前と同じような闘病生活を送っていましたが・・・・ 消化器系のリンパ腫は生存率は発見から3ヶ月〜6ヶ月。 当然これは治療をした場合で、治療しなければ存命期間は1ヶ月。 2月1日に小腸、大腸の終わり付近にリンパ腫が確認されてから今日で3ヶ月と7日。存命率の最初の山場付近になる。 先週までに小腸付近のリンパ腫は無くなっていると言われていて少し安心していたけれど、先

    • [WK9〜30]8月 そして[WK0]

      全く更新してなかったから、このNote読んでた人は(いるのか?)きっと良くない想像をしてたと思うのですが、3年前のこの病をしっかりと寛解し本日に至っております。 治療中にステロイド利用による糖尿病やら、突然転倒して起き上がれなくなって緊急入院、ケトアシドーシスになって深夜救急病院行ったり、もう数え切れない程に色々あった闘病生活を乗り越え、2021年の3月に寛解・糖尿病も完治卒業しておりました。 そう、「しておりました」 過去形です。 16歳の誕生日を迎える2週前から急激に食

      • [Week5~8]8月1日~8月28日

        どんどん記事が遅くなってリアルに追い付かないから、ちょっとまとめます! この1か月で一番大変だったのはやはり「投薬」 もうここが毎日で一番のこぱんとのバトルタイム。 週に一度の抗癌剤の注射に加え、ステロイド剤を飲ませるのだが、このステロイド剤の副作用に「食欲増進」がある。 「欲しがるモノは何でも食べさせて」と先生からも言われているので欲しがるだけあげると消化不良で下痢になる。で、この下痢を解消する為に更に薬が増える。 押さえつけて無理矢理口を開かせるから噛まれて、引っ掻かれ

        • [Week5] 7月25日~7月31日

          7月25日 本来なら通院の日だけど、実はこの週は抗癌剤はお休み。 なのでこの治療についてこの週は書いてみようと思う。 一般的に聞く名称は「UW25」 これはUniversity of Wisconsin-Madison chemotherapy protocol の略で25週間に渡る化学療法による治療プロトコルの事らしい。 週替わりで異なる抗癌剤を投与し続け、寛解を目指す。(※リンパ腫の場合、”完治”という言葉は使わない) 前にも書いたけれど胸腺腫のリンパ腫は若い猫に多く発症

          [Week4] 7月18日~7月24日

          7月18日 この週で通院を初めてから1か月。 この日は朝から豪雨。朝早く起きてこぱんを確保し、雨に濡れないようにキャリーごと上からポンチョで覆う。 我が家にはキャリーがプラスティックの大きめハードタイプとリュックタイプの2種類がある。ハードケースは大きいのでこぱんの居住性は良いが、運ぶ人間が手持ちしか出来ないので辛く、移動はリュックタイプにしている。 病院に行くと他にも様々なキャリーで連れてきている人たち。 ここは猫の専門病院なので、来ている子も当然猫しかいない。 病気だから

          [Week4] 7月18日~7月24日

          [Week3] 7月11日~7月17日

          7月11日 この頃になると闘病生活も日常になっていく。 同居人と在宅ワークを交代しながら仕事して、常に家には人がいる状況。投薬も手慣れたようになり、失敗は7日に1回未満の割合にまで。 日に日にこぱんの具合は改善し、毛艶が増し、ガリガリだった身体にも徐々に肉がついていくのを撫でて堪能する日々。 だがしかし、回復するにつれ大変になるのは毎週の通院。元気過ぎて地下鉄の中も病院でも大騒ぎ・・・ま、まぁ元気なのは良い事なのだが。 体重も増え、4.25kg!そしてレントゲンに映された腫瘍

          [Week3] 7月11日~7月17日

          [Week2] 7月4日~7月10日

          7月4日 3回目の受診。 いよいよ病名が確定された。「胸腔型リンパ腫(大細胞型)」 初診で「ガンかも」と言われた日から色々とこの辺りの病気についてはググって調べていた。 調べて知ったのはこのタイプのリンパ腫は比較的若い猫に発症するという事、そしてその大半が猫エイズ陽性だという事。 こぱんはこのどれにも当たらない。猫の12歳はお世辞にも”若い”とは言えず、猫エイズ・白血病検査は前回別の病院で検査済で陰性だった。 だから「胸腺腫」の可能性に賭けていた。 しかし結果はリンパ腫。 抗

          [Week2] 7月4日~7月10日

          [Week1] 6月27日~7月3日

          6月27日 2度目の通院。 この日は同居人も一緒に行ってくれた。 土日も営業している病院だけれども、今週の日曜日は臨時でお休みの為先週よりも人も猫ちゃんも多め。座る場所が無くて外で待つ人も。 1時間ほど待ってようやく診察。今日は細胞診の結果が出る日だとドキドキしていたら検査結果はまだ来ていなかった。 そしてあんなに食べていたのに体重は前の週から更に減って3.75kgに。。。 水のような下痢をしていると告げると何も食べていなかったところに急に食べたから消化不良になったのでしょう

          [Week1] 6月27日~7月3日

          [Week 0] 6月20日~26日

          前回の投稿で確定した病名をお伝えしているが、猫専門病院に初めてかかったこの日、病名はまだ未定の状態だった。 しかし上半身のほぼ全体を覆う腫瘍が気道と食道を圧迫し、食事は取れず呼吸すらままならい状態。解消するには腫瘍をなるべく早急に小さくする必要があり、抗癌剤の点滴と毎日の経口投与を提案された。 抗癌剤ーこの言葉に躊躇しない人はいないと思う。 私は10数年前に極初期の子宮頸がんを罹患し摘出手術を受けていたのだが、その時入院したのが所謂癌病棟だった。同室になった方はとても気さく

          [Week 0] 6月20日~26日

          腫瘍発見までの経緯 その2

          2020年7月4日、3回目の抗癌剤投与。そして病名が確定した。 胸腔型リンパ腫(大細胞型) 腫瘍がある場所が胸だったので胸腺腫(良性の腫瘍)ではと思ったけれど、結果はリンパ腫(悪性)だった。落ち込んでいても仕方ない。今はこいつを退治するまで諦めないと決めたのだから。 そして愚かな飼い主の行動の続きも忘れないように書いておきます。 2020年4~6月 世間は自粛自粛でずーっと巣篭り。私も同居人も在宅ワークが多くなり日々こぱんと一緒に過ごしていたが、選り好みするものもささみやウ

          腫瘍発見までの経緯 その2

          腫瘍発見までの経緯 その1

          まずはこの病気(2020/6/24現在細胞診の検査中の為、はっきりとした病名は不明)が発見されるに至った経緯を書いておく。 何度も見つかって然るべきなポイントがあったのに気付けなかった愚かな飼い主と同じ末路を皆さんは辿らないように。 2020年2月17日 こぱん12回目の誕生日。いつものように良く食べ、良く寝て、良いうんち。これからもしばらくは変わらない日々だろうと思い特に定期健診には行かなかった。 愛知県に住んでいた時はかかりつけの動物病院があり毎年予防接種と定期健診をし

          腫瘍発見までの経緯 その1

          猫の闘病記を記録することにした

          メインクーンMIX”こぱん”に大病を患わせてしまった愚かな飼い主の反省と、彼女が健康になった時に二度と同じ思いをさせないと振り返る為の記録です。 そしてこの闘病記が同じような病気になってしまった子の為に少しでも参考になれば。 画像は今年の2月のこぱん。 この頃はまだ7kg位あった。 またきっと戻るって信じてる。

          猫の闘病記を記録することにした