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『風狂の歌— Songs of the madmen』上映会とミニライブ(平田 博満)

インド、ベンガル地方の吟遊行者バウルたちを追ったドキュメンタリー映画、フランス人の映像作家Georges Luneau氏による『風狂の歌— Songs of the madmen(1979)』(英語字幕・93分)の上映会を行います。

バウルから多大なインスピレーションを受けている音楽家にして語り部、平田博満さんに映画上映後に解説をしてもらいます。休憩を挟んでミニライブもあります。(ハーポ部長)

日 時:2024年8月23日(金)(開店18時、閉店23時)
    19時〜21時 上映会&解説
    21時半〜22時 ミニライブ
会 場:気流舎(下北沢)
会 費:入場無料、ミニライブは投げ銭制
※予約不要、先着順。入場制限する場合がございますのでお早めにお越しください。
出 演:平田 博満
店 番:ハーポ部長

タントラ仏教をルーツに持つといわれ、ヒンドゥー教、イスラーム教神秘主義を折衷した独自の哲学のもと修行するバウルの人びと。吟遊詩人でもあり、行者でもある彼らは神、人、宇宙について、師から弟子へと歌でもって教えを伝えていきます。

2008年にユネスコの無形文化遺産に登録され一般的な認知度が高まったこともあり、生きた文化である彼らの生活や表現は社会環境とともに目まぐるしい変化の中にあります。

この映画はおよそ半世紀前、現代文明の情報・産業技術がまだあまり浸透していないベンガル地方の農村で、「パーゴル(気狂い)」とも呼ばれながらコミュニティの霊感(インスピレーション)の源泉となっていた風狂の歌びとたちの生の姿を記録したものです。

ヨーガ、密教、スーフィズム、タントラ、神秘主義、音楽と言葉。この辺りのキーワードにピンと来た方、是非ともご覧になってみてください。(平田 博満)

平田博満 @hiromitsu_hirata_
1990年生、語り歌う人。早稲田大学文学部東洋哲学科を卒業後、仏教をはじめとするインド哲学をサンスクリット語原典で学ぶためインドへと渡航。各地のアシュラムや僧院に滞在し、ヨーガや瞑想、真言(マントラ)行を習う傍ら、路上で流しをして世界各国を旅する。6年に及ぶ放浪の末、帰国。現在は密教や神秘思想への関心から音・言葉・精神のつながりを探究しつつ、歌を通じて世界の精神文化の窓口となるべく詩の朗読や演奏を行う。文筆家、翻訳家としても活動中。

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