インド共同体談義 –オーロヴィルで暮らした日々のこと – 『共同体研究記vol.1』出版記念イベント
南インドの国際都市オーロヴィルに滞在し、『共同体研究記Vol.1』というZINEを出版した川崎光克さんをお迎えし、オーロヴィルでの暮らしと独自の自治の仕組みなどを紹介しながら、共同体とは何かということについて考えます。
2023年8月22日(火) 19:00~21:00(開店17時/閉店23時)
会場:気流舎(東京都世田谷区代沢5-29-17 飯田ハイツ)
会費:入場無料、投げ銭制
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今年の春に勤めていた会社を辞めて、インドへ行きました。インドにはなんとなく行くことになったのですが、元々自分は、どうすれば自分たちの暮らしに当事者性と互助的な関係性を取り戻せるかということを常日頃から考えていて、自分でもコミュニティの立ち上げに関わったり、共同でモノや空間を作る実験的な活動もしていたので、今回のインドへの旅も「共同体の研究」ということをテーマに現地の暮らしを観察してみようと思いました。
本を作るきっかけになったオーロヴィルという南インドの町にも、猛烈なモチベーションがあって行ったというより、なんとなく気になっていたから行ってみたのですが、暮らしているうちにこの共同体が持つ精神性にものすごく惹かれてしまって、気がついたら1ヶ月滞在していました。そこには、いくつもの衝突や失敗を繰り返しながらも、「自分たちなり」の理想の暮らしを探し求めて試行錯誤しながら生きる人々の姿がありました。
ヨガ、パーマカルチャー、奉仕、現金を伴わない自治的経済圏など、オーロヴィルを理解するためのいくつかのキーワードを現地で撮影した写真と共に紹介しながら、「共同体」についてみんなで考えを巡らせていければと思います。(川崎光克)
■著者/発表者
川崎光克
1993年、北海道上富良野町生まれ。共同体研究家。2019年東京大学大学院新領域創生科学研究科修了(環境学)
大学院在学中に、南米エクアドルにて住民参加型の建築プロジェクトに関わる。2019年より、下北沢にて小田急線跡地の植栽メンテナンスを担う地域団体「シモキタ園藝部」の立ち上げと運営に携わる。既存の社会システムに囚われない、共同体とその自治のあり方について研究と実践を行なっている。東京都大田区にて築105年の古民家に暮らす。
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