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楽器練習日記18:老眼がきつい
みなさんこんにちは、老体です。
歳を経るごとに体にガタがくるのを実感します。白髪が増えて髪は薄くなり、懸垂しようとしたら肩を痛めて半年間肩が上がらなくなりました。
そしてここ最近顕著になってきたのが、老眼です。なんか手元が見にくいなと気づいてからあっという間に進行し、朝起きるたびに目が悪くなっていきます。
子供のころは本を読むときに目が悪くなるから目を離すよう言われたものですが、今では目を離さないと本を読めなくなりました。
そして今回、老眼のせいでひどい目に遭うことになりました。
2月1日のことです。前日夜9時半に寝たこともあり、4時前に目を覚ましました(この早寝早起きも年寄り感がありますがそれはさておき)。
しばらくぼんやりスマホを見ていたのですが、このまま時間を浪費するのももったいないと思い、チャップマンスティックの練習をすることにしました。
スティックはその構造上、どうしてもローポジションが顔のすぐ近くにくることになります。私も顔から10センチほどしか離れていないところで演奏していました。
ところで老眼とは目のレンズである水晶体が弾力性を失い、水晶体を調整する筋肉が弱くなり、近くのものにピントを合わせることができなくなることです。
そしてちょうどそのとき、私はローポジションで弾く曲の練習に取り組んでいました。
どういうことかというと、私は10センチ先の対象に焦点を合わせようとして、目の筋肉を酷使していたのです。
途中から目が痛い、うずくということは自覚していましたが、我慢できる程度であり、そこまで深刻にとらえていませんでした。
しかし7時になり、仕事に行く準備をしようとヘッドホンを外した途端、猛烈な痛みに襲われたのです。
少し休めば治まるかと思ったのですが、一向にその様子はありません。立っているのもつらくなり、ロキソニンを飲んで横になりました。
あっという間に家を出なくてはならない時間になり、仕方なく立ち上がりました。すると急に吐き気を催し、トイレに駆け込みました。先ほど飲んだロキソニンは運よく吐き出されませんでしたが、トイレから出ると辛抱堪らずもう一錠飲みました。
仕事に穴を開けるわけにもいかず、ふらふらになりながら出勤しました。
昼前には朝の猛烈な痛みは治りましたが、目はずっと疼いたままです。その疼きが大体なくなったのは夕方5時ごろになってからです。
というわけでひどい目にあったのですが、原因は明らかにスティックを至近距離で弾いていたことです。しかしこれまで同じように弾いていても、こんなことにはなりませんでした。
今回がたまたまだったのか、それとも今まで疲労が蓄積していたのが今回でリミットを超えたのかは分かりませんが、しかしあの苦痛を思うと、もう一度試してみる気にはなれません。
考えられる解決策はふたつで
① フレット位置を暗記して指板を見ないでも弾けるようになる。
② 可能な限り(できれば20センチほど)離して演奏する。
です。
しかし①はフレット位置を覚えるまでは指盤を見ざるを得ませんし、そもそもどうやってフレット位置を暗記すればいいのかも分かりません。
ステックの演奏動画を見ていると、顔の真横にスティックをつけて演奏している方もいて、一体どうやって指板を認識しているのか不思議でなりません。
結局当面は②になるのですが、これまでも高さや角度をいろいろ試していて、目との近さを別にすれば現在のが最もいい感じだったのですが、これでは変更せざるを得ません。しかし正直スティックを離すにしても限度はあり、根本的な解決にはなりそうにありません。
あと、これを書いている今気づいたのですが、視力矯正しない裸眼のままだと、めちゃくちゃ至近距離にすると逆によく見えることが判明しました。しかしこれだと楽譜その他を見るたびに眼鏡をかける必要があり、あまりに使えないので没にしました。