紫金山・アトラス彗星 (C/2023A3) 10/22/2024
初回彗星撮影
初めての彗星撮影は C/2021A1 レナード彗星。夜明けの星景写真をと意気込んで千葉九十九谷へ。以下以前の備忘録転載
レナード彗星 (C/2021 A1) 薄明入の時刻(05:26 12/11 2021)の撮影
上がる時間 (04:20) だけ把握して現地入り、南東からって思っていたら小さく暗く肉眼では全く見えない。出の瞬間の星景撮影計画は無残にも早々に砕け散った。 以下略
![](https://assets.st-note.com/img/1729571922-xVnZA5rvaU01C7u4lW2IwtOk.jpg?width=1200)
撮影遠征
あまりにも昨年から大彗星接近の予感等の見出しが多く、美しく広がったテールを持つ大彗星を肉眼で見ることが出来るのならと遠征実施。
日の出前の彗星は天候の関係で全く見ることが出来なかったが、運良く天候にも恵まれ10/12 新潟から始まり20日山中湖での撮影を行なえた。
夕方の観察が可能になる10/12、雲の影響を受けにくいと思われる西側の開けた新潟の海にて撮影開始。午後17:50まだ赤い残照の残る空の中に彗星を見つけるも小さい、あまりにも小さい。
レナード経験を活かし発見は早かったのは良いが、自分の予想と大きく異なるその小さな光に絶望を感じ、これは崩壊してしまったのでは?とはるばる遠方まで来てしまった自分が嫌になった。
翌日温泉入って、今夜がダメならそれはそれで仕方ない毎度の事である、と何とか気を取り直す。
同じく17:50。ん? 昨日より大きく明るい、双眼鏡でよく見える、肉眼でも微かに認識可能。これは期待出来る。となるともう上機嫌でテンション上がりまくり。
調子にのって今まで止めていた100-400mmズームを無謀にもポタ赤に乗せてしまった。まぁほぼカメラ水平なので勝算はあったのだけど。 以下赤い残照を抜け赤い尾をなびかせる紫金山・アトラス彗星。長いテールは月10個分とは聞いていたがそれ以上に有る様に見えた。400mmなんぞにこだわらず300mm位で撮ればよかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1729574248-n3gGrPyTsStVidDa4068Q7OE.jpg?width=1200)
さながら彗星狂騒曲
帰宅後最後は富士山と彗星を絡めたいと、いそいそと山中湖へ。皆さん考える事は同じ様で最終日と思われる20日は運悪く日曜日。パノラマ台方面から少し俯瞰してと思い現着。
ビックリである。工事中のパノラマ台から上の三国峠駐車場まで下り車線の路肩に路駐の車だらけ、道路隅で撮影中の方も多く今日は何があるの?状態。こんな状況を見るのも初めて、どうも湖畔の花火か天の川を絡める様である、彗星恐るべし。
仕方なく湖畔でもといつもの路駐場所に行くも、ココも車だらけ。何とか場所を確保するも湖畔にも三脚の多い事。やはり土曜日曜は様注意である。
![](https://assets.st-note.com/img/1729563166-NZAG5YU2C80qoTzsXS4rVgLh.jpg?width=1200)
雲の多い天気であったけど、なんとか撮影終了。欲を言えばもう少し富士山寄りで高度の低い状態が希望だったが、お天気は何ともしがたい。山北足柄辺りから狙うと彗星が富士山の左になり、もう少し面白かったかも。
22 Oct. 2024 ©Kirrylog