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アニメ【アイドルマスター ミリオンライブ!】はコンテンツが歩んだ10年の結晶だった
【アイドルマスター ミリオンライブ!】(以下「ミリオンライブ」)において「アニメ化」は宿願であった。
このことはアニメ化以前からミリオンライブに触れていた方ならご存知……というか、これを読んでいるあなたもミリオンライブのアニメを待ちわびていたオタクの一人なのではないでしょうか。
かくいうぼくもそのうちの一人(隙自語)。
ぼくのアイマスとの出会いは、中学時代に友人から「キラメキラリ」や「GO MY WAY!!」「Colorful Days」などの曲を勧められことがきっかけでした。それ以来、高校入るくらいまでは、アイドルマスターの楽曲のみを楽しむオタクでした(楽曲派の顔つき)。
曲以外については一般オタク程度の知識(「とかちつくちて」やホメ春香さん、キャラはなんとなく見たことある~くらい)で、「まぁ曲聴いてれば満足かな」といった具合でした。
そんな中、アイドルマスターの映画(以下「劇場版」)が公開されるらしいことを知ったぼくは「いよいよ時が来たのかもしれない」とアニメ本編(以下「本家アニメ」)を視聴。気付けばすっかり頭の形は「P」に変形してしまい、映画公開後は普段TVでしか映画を観たことなかった人間が結局映画館に3~4回足を運ぶ始末。
その流れで、日々の生活の中に作ったアイマスのホームグラウンドは【GREE版 アイドルマスター ミリオンライブ!】(以下「グリマス」)となりました。DSiしかゲームハードを持っておらず、当時高校生だったぼくにとって無料で遊べるのは何よりハードルが低かったのです。
少し長くなりましたが、こうしてミリオンライブと出会ったぼくが「アニメ」としてのミリオンライブに出会うまでのあれこれを書き留めておこうと思います。
(アニメ化を7年とか8年とか待つことって後にも先にもそうそうないかと思うので。)
※ ここから先は、アニメ【アイドルマスター ミリオンライブ!】全12話のネタバレ及び拗らせ亡霊オタクによる不快な表現が一部含まれます。そしてバカ長いです。ご了承の上、お進みいただければと存じます。
今か今かと待ちわびたTVアニメ化
「アニメーション」としてのミリオンライブは、今回のTVシリーズ以外にも存在しています。
グリマス1周年に数十秒程度の記念アニメーションPVが作成されて以降、MOIW2015(THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015)Day2に『Dreaming!』のPV披露、そして4thLIVE Day3の長尺記念PVが作られてきました。
1周年記念PVは後から存在を知ったのですが、残り2つについてはLV会場や現地で観て「生きてる! 動いてる!(のび太)」となっていました。
ただいずれも単発の「記念PV」という枠を超えるものではなく、PV公開後の「TVアニメ」の発表を聞くことは叶いませんでした。
2nd LIVE
ぼくがミリオンライブのライブに初めて参加したのは2nd-Day2でした。
当時高校生だったぼくはお金も無く、1日分のLV代3,500円(くらいだったかと……)とペンライトを準備するのがやっとでした。声優が出るライブを観るのが初めてだったので「とりあえずどんなもんなのか見て来よう」と地元のLVに参加しました。
感想とかは割愛しますが、Day2を選んだ理由の一つには「何かデカい発表(アニメ化……とか?)するならやはり千秋楽なんじゃないか」というやましい気持ちも正直ありました。
結果として期待していた発表はなかったのですが、ジュリア(愛美さん)のパフォーマンスが良すぎて顔が変になったのでそれどころではなかったのと、アイマスライブが想像以上に良いもので胸がいっぱいでした。
3rd LIVE
初のツアー形式だった3rd LIVE。
このライブではツアーを通してライブ未出演だったキャストの皆さんが初登壇し37人全員がステージに立つということで、「我らが真壁瑞希、永吉昴の生歌を聴ける!」と喜び勇んで幕張公演LVに参加。
マーーージで見所と刺さりポイントが多すぎて語るには長くなりすぎるので感想は割愛しますが、当時は【ゲッサン版 アイドルマスター ミリオンライブ!】(以下「ゲッサン」)が連載中で、ミリオンライブに一番脂がのっていた時期だったこともあり、ライブの熱量や盛り上げりは過去一番だったかと思います(最高を塗り替えていってるネ)。
MOIW2015(『Dreaming!』アニメPV披露)を経ていたこともあり、アニメ化発表の期待も高まっていたと思います。
しかし、この年もアニメ化の発表はありませんでした。
「今こんなに楽しい時期なのに!?」と半分疑問にすら思いましたが、そんな気持ちを吹き飛ばすほどの重大発表がありました。
画面に映し出されたのは「4th LIVE」「開催決定!」「会場 武道館」の文字列。
大泣きです。絶叫しました。
「てづくりのぶどーかん」と歌いながら、心のちょっと奥の方で「いつか本当の武道館でライブできちゃったりして」と思っていましたから。
それと同時に「夢の武道館の地で、さらに夢のアニメ化発表なんかされちゃったら……?」と最高のシチュエーションを考え始めていました。
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4th LIVE
4th LIVEの頃にはグリマスの雲行きは相当怪しいものになっていました。
イベントやガチャは復刻が増え始め、ぼくはゲームに疎くゲーム性等はよくわからなかったのですが、周りのゲームを嗜むオタクからも改修されたゲームシステム等の評価は芳しくなく、「ゲッサン」の連載も終了し、ミリオンライブ全体の雰囲気としては暗澹たるものでした。
みな口には出さずとも「サ終」の文字が頭には浮かんでいたかもしれません。
ぼくが気になっていたのはカードイラストの作画と楽曲(LTF)でした。
作画スタッフに入れ替え等があったのか、今までのイラストと違った印象を受けるカードが多くなりました(これ、ぼくだけなのかな)。
また、新楽曲については作曲に馴染みのない方々の名前が多く、曲調や雰囲気も今までのシリーズとは一線を画したもので、かつゲーム内で連動イベント等も特に無く突如現れた謎星座ユニットを受け入れるのには少し時間がかかりました(アルバム通して聴けるようになったのは4th直前)。
ネガティブな雰囲気に飲まれたぼくはアンチスレ等を覗くようになり、好きなコンテンツのはずなのに「どうしてここはこうなんだ」「なんでもっとこうならないんだ」と不満を漏らすことが増えました。当時のツイート(現:Ⅹのポスト)を見返すと本当に酷いです。
完全に風呂敷を畳みつつある雰囲気に加え、ライブの会場は「武道館」。
ぼくのように「これが最後のライブなのかもしれない」と覚悟の準備をしていたオタクも少なくないでしょう。
それだけに、ミリオンライブが再起するための起爆剤として「TVアニメ」を切望していました。
運よく高校時代の友人が現地チケットを引き当て連番できることとなり、ぼくは「ミリオンライブの行く先は俺が見届ける」という気持ちで参戦しました。
(ちなみに連番してくれた友人オタクからはネガ発言について普通に怒られ、心機一転、前向きな気持ちでライブに参戦しました。)
ライブレポではないので、例によって詳細については割愛しますが「ミリオンライブの最終回」にふさわしいライブでした。本当に。
Day3終盤では元オレンジ変態おじさんこと坂上Pが登壇。そして件の記念アニメーションPVが公開されました……。
そこには「まさに俺たちが観たかったミリオンライブのアニメーション」がありました。
グリマス内イベント発の『アイドルヒーローズ』劇中劇が始まり、見たことある構図で次々と登場するミリオンライブのアイドルたち。
涙が止まりませんでした。
海美vs琴葉の最終決戦のシーンからの雑踏の中、何かに気付き振り向く紗代子からの~~~「近日公開!」
会場中から「ワーーーーーーーーーーッッッ」と歓声が沸いたのを覚えています。
続けざまに「近日公開!」の文字が映ったアルタ電光掲示板を眺める未来ちゃが登場。
そうです。『アイドルヒーローズ』で最高に“ミリオンライブ”なPVだと思った直後、ガチのマジで最高に“ミリオンライブ”なアイドルたちの日常シーンが始まるという二段構成だったのです。
後半の「765PRO SUPER LIVE」に向けてレッスンに励む日常パートでは、随所随所で担当が喋るたび呻き声を上げながらむせび泣くオタクが大量発生していました。
PV公開以外にもガミPから【アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ】(以下「ミリシタ」)の発表に加え、PVについて「スタッフの皆さんが愛を込めて作ってくれた」「ちょっとしたもののつもりがこんなに長尺になった」、そして「ミリオンライブは一歩ずつ、確実に前に進むコンテンツ」との言葉をいただき、「このタイミングでこんなに素晴らしいアニメーションを作ってくれた、それでいいじゃないか」と、ぼくの中のミリオンライブTVアニメ化の夢は幕を閉じたのでした。
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5th LIVE 以降
ミリシタリリース以降は、4th以前ほどTVアニメについては執着がありませんでした。
何せぼくの中の『ミリオンライブ!』は既に終わっていますし、もちろんアニメ化してくれたらめちゃくちゃ嬉しいし泣いちゃうんだけど、ぽっと出の2人が並んでアニメ化って言われてもなァとか思ってしまっていました(バカ老害)。
作るんなら最高のもの作ってほしいし、この状態でTVアニメ化されても、4thの記念PVの感動は越えられないとも思っていました。
まぁ、まず周年記念アニメPVも作られなくなりましたが。
ライブ後に「アニメ化発表ナシ!w」と揶揄するのも定番となりました。というか「3rd~4thのタイミングで無いならもう一生ないだろ」と期待もそこまでしてなかったのですが。
このように、この頃になるとネガティブな意見に飲まれることもなくなり、余裕をもってむしろ自虐的にネガ発言をできるようになりました(いらない成長)。
ゲームやライブに関してもユニットやコンセプト色が強くなり、なんだかミリオンライブが知らないものになっていくなァ……と気持ちが少し離れていた時期でもありました。特に6th以降は大学の卒論執筆や就職活動もあり、物理的にもミリシタに触れる時間がとれない日が多くなりました。
7th LIVE の中止。そして……!
7th LIVE はアイマス史上初の単独野外ライブとの発表があり、周年ライブ前には「ワンナイトクルーズ」の企画も予定されていました。
今までにない試みに「次のステップ始まってるな」と思っていた矢先、全世界を襲ったのが新型コロナウイルス感染症です。
人類が未だ出会ったことのないウイルスの出現に、世界中のエンタメは活動の幅を著しく制限されました。
当然ミリオンライブをはじめアイドルマスターシリーズも例に漏れず、開催予定だったライブやイベントは次々と中止(延期)になり、毎年行われていた周年ライブも開催は断念せざるを得ませんでした。
感染症に対する基本的な対策である「人との接触を避ける」の徹底は完全に社会の形を変えてしまいました。
そんな中でもアイマス運営の尽力により「MILLIONSTARS特別生配信~手作りのThank You!~」や連日にわたる周年ライブの一挙配信(これは本当にどうかしていた)など様々な企画が配信されました。未曽有の事態の中、何とか歩みを止めまいと、たくさんの配信をしてくれた運営、キャストの皆さん、特に、この一番大変な時期にわかちこPの代理としてブランドPを務めたコミーノPには感謝しかありません。
そして、所謂“コロナ渦”の最中に開催予定だった7th LIVEの代替として配信された「ミリシタ3周年!! 明日へチャレンジ!アニバーサリー生配信!」で、ついにそのときはやってきました。
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! TVアニメアニメーションプロジェクト始動」
…………。
――悲願のTVアニメ化発表なのに、イマイチ盛り上がりきれない……。
今さら何をやるんだと思いましたし、4th記念PVで終わったぼくの中のミリオンライブのアニメをそっとしておいてほしい、構わないでくれという思いがありました。
何よりぼくが一番引っかかっていたのは3DCGである点でした。
何せぼくはディズニー・ピクサーの「トイ・ストーリー」等を「アニメーション」作品とは考えていない、作画至上主義オタクだったのです。
TVアニメーションプロジェクトへの不安、期待
3DCGアニメーションについて
もともとグリマスは本家アニメの制作会社A-1 Picturesとバンナムがタッグを組み、GREEを媒体に発表されたゲームです。
本家アニメの魅力を上げだすとキリがありませんが、ぼくがアニメを観る上で最重要視しているキャラクターデザイン(キャラデザ)が、好みド真ん中だったのが1番でした。このことはアニメの視聴だけでなく、種々のグッズを集めるモチベーションともなりました。
グリマスのキャラデザや作画監督は本家アニメの錦織監督ではありませんが、絵のタッチは引き継がれており、本家アニメ~劇場版からグリマスに触れたぼくにとってはグリマスの一番好きなところでした。
またアニメーションの醍醐味及び観るモチベーションとして「好きな絵が動く」というのが最重要だと考えているので、ピクサー作品などの3DCGアニメはPC上で作られたモデル(人形)が動くもの、ある意味特撮に近いと捉えています。
そんなぼくに突きつけられた「ミリオンライブの3DCGアニメ」。
ゲームはゲームで別物として考えているので、ミリシタやその他アイマスゲームのモデルは普通に「かわいいな~~~」と見ていたのですが、アニメとなると話は違います。
何度もティザー映像を観返す日々でしたが、結局は「3DCGか……」と落胆し、気付けば結局3rd・4th記念PVを再生していることがしばしば。未来ちゃんはともかく最上ちゃんの頭なんかもっこりしてない?とか思っちゃって……。 ただ、CGでも翼がめちゃくちゃかわいいという点に「今のCGって、こんなクオリティーで作れるのか……」と希望を見出してもいました。
また、3DCGアニメーションでいえば(アニメーションなのかは別として)、どこかの配信(2018年頃)で公開された「素敵なキセキ」の謎MVがあります。
モデリング、表情、動き……何から何まで完璧で、公開当時は「すげえ~~! けど何なんだ」と流してしまっていたのですが、アニメ化発表以降は「アニメのためのMVだったんだ!」「カードイラストから飛び出したみたいなこのクオリティーのモデルだったら最高だ……」と期待が高まりました。
しかし、ティザー映像以降に公開されたTVアニメのモデリングは実際の2Dキャラデザとは似ても似つかないものでした。
別人レベルの顔、長すぎる手足、高すぎる頭身、煽りアングルの顎の不自然さ……。
ぼくの好きなミリオンライブのキャラデザとかけ離れ過ぎていて、「もしかしたら観るのに耐えられないかもしれない」と思うほどでした。
キャラによって個体差はあるものの「ええやん!」となるのは今でも多くありません。
3DCGのモデリングに落胆している頃、アニメ【アイドルマスター シンデレラガールズ U149】の放映が始まりました。
そこには“アイマスらしい”キャラデザの元、手描き2Dアニメの良さがこれでもかと詰め込まれていました。キャラクターの表情や動き、デフォルメ演出などなど、「やはりアニメーションはこうでなきゃ」と思わされた作品でした。それと同時に「この感動をミリオンライブのアニメで感じることはできないんだ……」と軽い絶望も感じざるを得ませんでした。
時間は前後しますが、手描きによるアニメーションで制作された「アイドルマスターシリーズ コンセプトムービー2021『VOY@GER』」でも、ミリオンライブに限らずsideM、シャイニーカラーズ、各ブランドの今までアニメーションで動いたことのなかったアイドルたちを観られて、とても感動しました。しかし、その感動の分だけ「ミリオンライブのアニメは3DCG」であることに不満も募っていきました。
本家アニメの手描きのライブシーンに感動し、劇場版からミリオンライブを好きになったオタクとしては、多少設定等を練り直したとしても、ミリオンライブのアニメはエミリーや風花さんがオーディションを受けていた劇場版のエンドロールの続き、あるいは4th記念PVの続きを「765プロの物語」として待ち望んでいたわけですが、3DCGの制作という事実に、その夢は決して叶わない――手描き2Dアニメで作られてきた劇場版までの物語との決別――という現実を何より強く叩きつけられているように思えてなりませんでした。
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39人+13人の扱いについて
これは実際のアニメ本編を観るまでわからないことですが、何をどうやっても万人が納得できるものにならないだろうと考えていました。
もちろん「ミリオンライブ!」のアニメなのだから39人がメインになるとしても、限られた話数の中で全員にスポットが当たるような一人一人のお当番回はまず無理だろう(やってほしいけど!)、ならやはりユニット単位で動かすか、でもせっかくのアニメでまでユニットってミリオンライブとしてどうなんだ、ASはやっぱもうレジェンドになってて出番はないかもなぁ、でも765ASとの絡みは観てえよ……等々、あちらを取ればこちらが立たず、どれだけの話数なのかはわからないけどシナリオは相当難しいと感じていました。
いずれにせよ――紬も歌織さんも加入から早3~4年経っていることを考えると――39人はセットというか横並びというミリシタの設定は活かされるものと、そこには何の疑問もありませんでした。
ミリオンライブの「全員平等」の方針はオタクとして嬉しい限りなのですが、ことアニメに関しては中途半端に全員に手を付けて「なんか喋った!」くらいの感動なら、思いっきり信号機を主軸にしたお話にしてほしいな、というか、いっそのことゲッサンをそのままアニメ化してくれというのが正直なところでした。
プロジェクト始動発表から放送(先行上映)までの期間
TV放映も始まり、「ミリオンライブのアニメ化決定してから〇〇日bot」が約2年の活動を終了したのが記憶に新しいところですが、2020年7月のプロジェクト始動の発表から第1幕先行上映までは約3年の月日が流れています。
アニメ化発表から本放送までは1年~半年のスケジュール感が一般的かなと思いますが、これに比べるとかなり時間がかかったと言えます。
企画の始動段階で発表したこと、コロナ渦での制作などの事情を勘案すれば何ら不自然のない時間ではありますが、ミリオンライブのオタクにとってセンシティブな「TVアニメ化」の発表からの3年は、皆が皆、穏やかに待っていられたわけではありませんでした。
アニメを待つ間、グリマスの亡霊たち、劇場版の亡霊たち、手描きアニメの亡霊たちの中にはおそらく別コンテンツへ他界していった者、成仏しきれず怨霊化(アンチ化)した者、文句言いつつミリオンライブからは離れなかった者など様々でしょう。
ライブもイベントもできない状況の中、未来の明るい一筋の希望として「アニメ化の発表」があったんだとは思うし、希望を与えてくれてありがとうねといったところなのですが、もう少し目処が立ってからでも……と思わないでもないです。でもこれは気にしすぎというか、結果論みたいなところがあるので言うだけ野暮ですが。
個人的には(何度も言いますが)4thの時点である程度吹っ切れてるので、アニメ化発表からの3年は「ここまで待ったら1年も2年も変わらないので、最高のものを作ってくれ」といった具合で、待ちきれないとかそういう感情はありませんでした。それよりもぼくがモヤったのは、中途半端な情報発表です。
特にこの1年、アニメジャパン2022あたり以降の「放送まであと1ヵ月!」みたいなノリが苦痛でした。
「アニメ情報も!」みたいな釣り方して新情報それだけ? と思ったことが幾度となくあります。決まったことから小出しに発表するより、ちゃんと作ってるんならもっと堂々と構えて、もっといろいろまとまってから発表してくれた方がいろいろドギマギしなくて良かったのになとは思います。
また、先行上映については今までにない施策だと感心していたのですが、先行上映のスケジュールでミリシタのアニメ連動イベントが開催される一方、ネタバレ厳禁の雰囲気作りというダブスタ運営については辟易してしまいました。「本当に好きなら先行上映行くでしょ」という発想は人を舐めているとしか思えませんし(この理論振りかざすオタクマジで嫌い)、世の中にはいろんな事情を抱えている人がいることを忘れていませんか? といった感じです。病室のベッドの上でミリシタを楽しみつつ、アニメのTV放送を待ちわびる人だっているかもしれませんよ。ネタバレハッシュタグとかは、そんなんやるくらいなら先行上映なんかやめたら?(笑) って感じでした。10thライブAct-3のコンセプトもアニメだし。ライブ当日はまだまだTV放送中なんですが、マジでどうやるんだ。
そんな中、事前発表の中で一番衝撃的だったのは赤羽根P登場の発表です。
本家アニメ、劇場版の亡霊としてはこれほど嬉しい発表はありませんでした。その後の配信で赤羽根健治さんが出演し、涙を堪えつつミリオンライブのアニメ化と自身の出演について語っていたのはグッときました。
放送(先行上映)前の山崎はるかさんを始めキャスト・スタッフさんによる本編の内容についてのコメントは絶賛絶賛の大絶賛で、ぼくの中で自然と高まるハードルを下げようと必死になっていたのも今や懐かしいです。だって変に60/100点とかの出来とかだったら悲しすぎますからネ。
手描きアニメーションも叶わず、3DCGモデルは全然好みじゃないけど、赤羽根Pが出るなら……! とシナリオに関しては「“765プロ”としてのミリオンライブ」に一縷の望みをもちつつ、過度な期待はせず、ミリオンライブがアニメ化する事実だけで御の字だ、くらいの気持ちで先行上映を待っていました。公開1週間前くらいが一番怖かったし、楽しみだったし、感情がぐちゃぐちゃでした。
ついに出会えたTVアニメ【アイドルマスター ミリオンライブ!】
第1幕(#1~#4)
1番最初のカットは野球場のフェンスにとまる「さなぎ」でした。ピントが映るとそこにはバッターボックスに立つ未来ちゃん。おそらく「セブンカウント」のMVに出てくる未来ちゃんの作文がプロローグとして語られます。
いくつも部活の助っ人をかけもち、いろいろなことに手を出してはいるものの、自分の本当にやりたいことを見つけられずにいる春日未来が、偶然765ASのチケットをもらい、ライブ会場で最上静香と出会います。
……とあらすじについては、TVでも放送されて皆さんご存知かと思いますので割愛します。
第1幕初見後、劇場から出て発した第一声は「マジで安心した……‼‼」でした(後ろ歩いてたオタクも同じこと言ってて笑いました。)。
100点満点中5,000点の出来でした。
ここまで長々ウジウジぼくが書いてきた懸案事項は、そのほとんどが杞憂に終わったのです。
以下、印象的だった点を列挙していくスタイルで振り返っていこうと思います。深い考察等はほかのPが散々やってくださってますし、何の取り留めもなく書き殴っているので、読みにくいかと思います……。
開幕「ToP!!!!!!!!!!!!!」
物語で最初に流れる曲が765ASの曲、度肝抜かれました。ミリシタ曲でもない……。
ですが、「めざせ! トップアイドル!!」のスローガンを掲げるアイドルマスターの物語としても、「自分らしい夢」を見つけ叶えようとする少女たちの物語としても、これほどまでにふさわしい曲はないです。
また、765ASの曲から物語が始まることで「これから始まるのは765プロの物語ですよ」という宣言にも受け取れて、ワクワクと涙が止まりませんでした。
何より嬉しかった過去メディア作品のオマージュ
ライブ後に未来ちゃんと最上ちゃんが寄り道した公園は皆さんご指摘のとおりゲッサンオマージュですし、時間帯こそ違いますが、桜舞う中、青の系譜の子が赤の系譜の子に心揺さぶられるというのは【アイドルマスター シンデレラガールズ】のアニメ第1話と同じ構図です。
ゲッサンで言えば、まつり姫の登場や未来ちゃんとこのみ姉さんの初絡み、海美と昴の劇場内でのキャッチボール(動いてるところ見ると本当にそこでやらなきゃダメか?って感じ(笑))などなど嬉しすぎて本当に何回も声が出そうでした。
そして、これまたたまげたのがロッカールームです。
幾度となく繰り返し観た4th記念PVで初登場した劇場内のロッカールームがそのまま引き継がれて登場しました(上にあかねちゃん人形こそ乗っていませんでしたが(笑))。
オーディション会場も1stライブが行われた中野サンプラザで、パイプ椅子やホワイトボードが並んだ控室は、劇場版エンドロールで一瞬映った部屋そのものでした(前述のエミリーや風花さんがいたあの部屋)。
人間って驚きとか嬉しさが限界突破すると逆に力抜けてため息しか出ないんだ……と実感しました。
奈緒がアオノリのチャットスタンプを使っていたり、百合子の好きな小説シリーズのイラストがima先生だったり、可奈が志保の弟・りっくんを気にかけていたり、新人アイドルプロジェクトの頭文字が「LTP」だったり、オマージュ以外の小ネタもふんだんで、グリマスもミリシタもゲッサンもBNSもBCも劇場版もぜーーーんぶひっくるめて今までのミリオンライブの10年は無駄じゃなかったんだな……ととても救われた気持ちでした。
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キャラクター描写についても本当に嬉しい点ばかり
翼のグリマスで初めて出会った時のような小悪魔っぷり。カフェでPと話すシーンは本当に笑顔になってしまいました。歌もダンスも最初っからパパッとできちゃう才能故の生意気さが、嫌味なくポジティブな印象に収まるように描けている点がとても良かったです。そんな子が765ASのライブに心惹かれ憧れを抱いてアイドルを目指すというところが、キャラクターに奥行きを出しているのかもしれません。最初は「チヤホヤされたーい」って感じでもね。また、思いつめる最上ちゃんに視線を遣るシーンが全体通して何度かあったのが気になりました。
そして、最上ちゃんの雰囲気が何より新鮮でした。余裕のない張り詰めた雰囲気がソロ曲1曲目「Precious Grain」そのものといった感じで、第2話のオーディションのシーンは拳を握りしめながら見守っていました。やはり最上ちゃんを語るうえでパパとの確執は外せませんが、パパとの回想シーンに入るSE、重すぎるのに何回も流れるからちょっと面白かった。(笑)
未来ちゃん・翼・最上ちゃん共通で、オーディションシーンの歌声には驚かされました。ミリラジか何かで場所と雰囲気を意識して収録したと山崎さんが仰っていましたが、会場の臨場感と緊張感がダイレクトに伝わってきました。そして何より、それを歌声として表現してくれたキャスト3人には本当に感謝しかないです。特に最上ちゃん! 天才だ、田所あずさ。
また、最上ちゃんの未来に対するよそよそしさも、10年目にしてこんな2人のやりとり見られるとは……と感動でした。
キャラデザ発表当初は「あまりにも特徴がなさすぎる」と思っていた中村Pですが、アクが強すぎるアイドルたちに振り回されながらも、ツッコむところはちゃんとツッコんでたところが良かったです。
茜ちゃんグッズが届いた際の「グッズって自分で作るものだっけ!?」みたいなセリフが好きです。
2話以降少しずつほかのアイドルの姿も描かれ始め、4話の原っぱライブの回は、マジでミリオンライブの原液だったなと思います。早くTVでも観たいです。「お祭り」というワードを立ち聞いて表情がパァァアアと明るくなるうみみ、マジでかわいい~~~。
あと、MILLION STARSではありませんが、未来ちゃんのパパがビビりな感じなのも良いよね。
MILLION STARS内の先輩・後輩の関係性
ミリシタ「M@STERPIECE」イベントでも気になっていたMILLION STARS内の先輩・後輩の関係性についても、しっかり答えを提示してくれました。
MILLION STARS間の先輩・後輩問題は劇場版以降、ずっと考えてきたことではありますが、劇場版の設定を活かすなら、やっぱりマスピのバックダンサー組(1期生)が先輩になっちゃうよな~~~と、こればっかりは仕方ない妥協点だと思っていました(劇場版の続きが観たいと言いつつ、やっぱりみんな横並びのMILLION STARSも観たい面倒なオタク)。
やはり2話冒頭までは百合子が鼻息を荒くしているように(かわいい)、1期生が一歩先を行く先輩ではあるのですが、我らが永吉昴の「(年齢差が)1つ2つなんて同じようなもんだって」(うろ覚え)や、2話最後の屋上のシーンでの「先輩・後輩もない、だって私たちは同じ仲間なんだから」(うろ覚え)という百合子のセリフでMILLION STARSの関係性を、Pとかの指示ではなく自分たちでフラットなものにしてくれたのが何より嬉しかったです。
4話の奈緒(1期生の17歳)と桃子(芸歴ではダントツ先輩の11歳)の絡みが何よりそれを象徴していて、本当に上手く作ってるなァと感嘆するばかりです。
さらに踏み込んで、765ASとバックダンサー組(1期生)の楽屋での会話の中での「同じステージに立つんだから、いつまでも先輩・後輩ではない」という伊織の発言に「そこまでやってくれるのか……!」と感激しました。今後、765ASとすら横並びになっていく(グリマス原始の姿)になっていくんだろうという布石が何より嬉しかったです。
3DCGのクオリティーの高さ
正直、3DCGによるセルルックアニメーションとして間違いなくダントツの日本一の出来だと思います。
3DCGアニメは近年徐々に台頭し始め、2014年の【楽園追放】あたりがセルルックを目指したパイオニアだったように思いますが、【ID-0】や【BanG Dream!】シリーズ等々、TVアニメでもそこまで珍しいものではなくなりつつあります。
ぼくも毛嫌いせずにちゃんと観て慣れておこうと、ちょうど前クールにやっていた【BanG Dream! It's MyGO!!!!!】を視聴しました。
内容が普通に面白くて完走したのですが、3DCGに関しては……。いや、もちろんスゴく進化してるなって思ったし、元のキャラデザの再現度もクオリティー高かったけど、アップの時の輪郭とか横顔とか見ると「うわ立体だなぁ……」と感じることが多く……。別にアニメーションにそういうリアルさは求めてないというか、むしろポリゴン的な立体感って全然リアルじゃない(手描きの絵の方がよっぽどリアル)というか、やっぱ3DCGのアニメって「アニメーション」じゃないな……と感じました。
直前に公開されたクレヨンしんちゃんの映画が、ミリオンライブと同じ制作会社・白組による3DCGアニメーションだったのですが、3DCGの評判がすこぶる悪く「ここに来てさらに不安要素増やさんでくれ」と心を乱されました。
案の定、3DCGへの不安と手描き2Dアニメーションへの羨望を覚えながら第1幕を鑑賞することになったのですが……。
完成度の高さにおったまげました。
劇場公開前にも予告等で本編の映像は見ていたのですが、その時はどうしても頭身やCG特有の動き、あとキャラのモデリングに納得がいかず文句タラタラだったのですが、映画館のスクリーンで全編通して観たとき、比べ物にならないくらい良く見えました。
「うわ、3Dだなぁ」と思うところも許容範囲ですし、何より3Dを動かしてるのではなく2DをCGによって動かしてるように見えるのがスゴい。
あとは何と言っても表情。3Dだとどうしても少し硬い印象になるのですが、目や口元など、キャラクターの機微を十分に表現できていると思いました。
繊細さだけでなく、表現の幅も広く、未来ちゃと最上ちゃんが翼にデートをせがまれるPを見る表情(ジト目)や、オーディション時の超絶必死な最上ちゃん、連続ダンスレッスンでヘバる百合子、新人アイドルのライブ集客について少し遠慮気味に提言する亜里沙……挙げれば枚挙に暇がありません。3DCGによってキャラの表情が制限されていないことが嬉しくもあり、技術力を舐めていたと反省する点でもありました。
また、おそらく線の色や色の塗り方、影の付け方にかなりこだわって作ってるように感じました。ここに手描きアニメとの差を埋めている一番の要因があるように思います。動きが無い画でもリッチ感を保ち、動いたときには3Dモデルっぽさを軽減させているように見えました。詳しい理論とかはわかりません。教えて! エロい人!
もちろん背景や舞台の作り込みに関しては、3DCGだからこそ保てるクオリティーで、とても綺麗でした。特に海がめちゃくちゃ綺麗!
前述したような3Dモデルへの不満点等が完全になくなったわけではないのですが、何にせよ、最初のティザーとは比べ物にならないくらい最上ちゃんがかわいかったです。いや、みんなかわいかった。ばりかわいい。……でも、もっとかわいくできるよ! 特に百合子と星梨花は! あと頭身も引きで見たらやっぱりちょっと怖いかも!……ちょっとオタクのめんどくさいところが出ましたが、全部全部ぼくだから、うじうじしくしくぼくだから――(高松燈)。
鑑賞後、パンフレットも読みました。感じたことを簡単にまとめると次のとおり。
やはり本作は【シン・アイドルマスター ミリオンライブ!】
キャストの皆さんのコメントが本当に嬉しい
監督がグリマスの最古参P
監督「未来ちゃんたちが劇場で活躍し始めるときに『Legend Girls!!』を流したかった」←こわ。
監督、マジで信頼しかない。
全幕共通の感想
第1幕に限らず、全3幕を通しての感想になってしまいますが、アニメ化の呪縛から解き放たれた第1幕鑑賞後に一番強く感じたことだったのでここに記しておきます。
手描きの2Dアニメーションも錦織キャラデザも諦め、話数的に信号機+数人をメインに、ユニット単位でちょこちょこっとほかの子も喋らせる感じ(運が良けりゃ曲披露もあるかも?)になるだろう、でもこれは仕方ない、TVアニメになるだけで十分じゃないかと先行上映を観るまで自分に言い聞かせてきましたが、第1幕を観終え、本当に今までの自分の数年間、そしてミリオンライブの10年間の全てが報われた気がしました。本当に。今までの良かった思い出もモヤモヤした思い出も、全部このアニメのためにあったんだ――素直にそう思いました。
また、第1幕で中でも衝撃的だったのは、ミリシタから加入した紬、歌織さんが登場しないこと。まさか、ここまでグリマスの亡霊が救われるとは思っていなかったのでマジで震えました。もはや恐怖。第2幕にもかかりますが、37人で作り上げた“手作りライブ”(=原っぱライブ)に来ていた紬、歌織さんの2人が加入して舞台が劇場(シアター)に移るという構図が美しすぎました。アニメの構成としても、キービジュに描かれているキャラが全体の1/3に一切出てこないってなかなか大胆だと思います。本当にスゴい。
そして、「765プロの物語」として、MILLION STARS・37人の群像劇が描かれており、「ミリオンライブの原液」を浴びれたことが本当に本当にこれ以上ない嬉しさでした。鑑賞後はマジで全身の力が抜けて「安心した!」しか言えなくなっていたのは前述のとおりです。
全話通して意識して脚本を書いたんだろうなと感じたのが「ありがとう」のセリフ。カウントしていたわけではないですが、必ず各話に複数回は使われていたように思います。「ありがとう」は言うまでもなくミリオンライブにおける最重要キーワードの一つですし、何より聞いていてシンプルに良い気持ちになります。一定のキャラではなくMILLION STARSやP、モブに至るまで、登場キャラみんなで「ありがとう」の応酬をしており、お子さんが観るのにもとてもふさわしいなと感じます。
気付かれずに終わらせはしない――OP「Rat A Tat!!!」の歌詞が胸に響きます。まるでこのアニメの制作に関わった全ての人の想いを表しているようです。そしてこのアニメを観た我々も、自然とそういう気持ちになりますね。
第2幕(#5~#8)
語りたいことは第1幕に詰め込んだので、以降は簡単に振り返る程度にしておきたいと思います。マジで長くなりすぎてる。
箇条書きで極力コンパクトに!
原っぱライブの企画でも率先して運営サイドにまわる琴葉、さすがです。受付ではちゃっかりPの隣をキープしていましたね(ニッコリ)。
吊るされてるてるてるぼうずの元ネタが育ちゃんのカード[明日は晴れるかな]だってわかっちゃうあたり、自分もまだまだグリマスに囚われているな……と思ったけど、そんなネタをぶち込む方がよっぽど囚われていると思います(大賛辞)。
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かなり初期のHRカード。
ロコ、ガチのマジでミリオンライブの立役者すぎる。パピヨンマークの発案者だったとは……。ほかにも原っぱライブのシンボルのモニュメント作るなど、大活躍。あと寝つき良いのかわいすぎて笑顔になった。
(全編通して)やたら子どもが描かれるな……と思っていたのですが、今思えば、日曜朝の放送時間帯だったからなんですね!
【追記】どうやらそんなことではなく、完成後に放送枠が決まったらしい。逆にすごい。手作りのぶどーかんのステージ、まだオリジナル曲は無いからやるなら765プロカバーメドレーか!? と思っていたら、まさかの「We Have A Dream」。
パンフでは「『We Have A Dream』も、『ミリオンライブ!』の始まりのひとつ」と監督が語っており、どういうことかと調べてみると、劇場版の前売りキャンペーンの配布カードが「We Have A Dream」だったらしいです。マジで恐怖を感じました。「手作りのぶどーかん」を囲んでの全員の「Thank You!」の歌唱。
これまたジュリアのアコギ伴奏が泣けるんですが、全員で手をつないでテントを囲んでる画がちょっと面白かったです(何の儀式?)。1話の765ASのライブを観て「夢」を見つけた未来ちゃんが、今度は客席にいた紬、歌織さんの手を引く構図が美しかったですね。
紬が異様にかわいい。
駅で迷子になるのはミリシタのロード中1コママンガリスペクトかな。
Pとの意思連携不足とはいえ、寮があると早とちりして単身家も決めずに上京するつむ……。目グルグル、かわいい。だからずっと一人で大荷物抱えてたのか……。
春日家の食卓に大量の唐揚げあったの見間違いかと思ったけど、2回目観たら確かに大量の唐揚げがあった。これは……?(探偵の顔つき)ついに投下されたしずしほ爆弾。押され気味の最上ちゃんが本当に良い表情してました。パンフ掲載のカットの表情がマジでかわいいです。
ころあず「最初に仕掛けてくるのはいつも志保のほうだ!」(ミリラジ談)……たしかに。上記2点のとおり、第2幕もやっぱり表情がスゴく良い。ギャグ調も、ここぞというキメ顔も、手描きに遜色ないクオリティーで驚きました。
個人的にコイントス真壁がお気に入りです。
第1幕がスゴく丁寧に描かれていた反動なのか(笑)、トンチキ回がついに! 「風雲!」とか、マジのグリマスPしか思いつかん。
かねてから「ミリオンライブのアニメをやるなら『生っすか⁉ サンデー』はやってほしい」と思ってきたオタクだったので、不意打ちで夢叶ってマジで泣きました。グリマスのイベですら嬉しかったのに、念願のアニメで、こんなこともしてもらっちゃっていいんですか!? マジで感謝です。
作中屈指のトンチキ回の7話、普通にウケたんだけど、ネットの感想見ると割と賛否両論。トンチキというよりギャグとマジメが入り混じるところが観る人を選ぶのかもなァと。
崖登るのもイカダ作るのも、初見の人でもアニメ筋がついてる人なら「なんでなん?w」くらいの気持ちでついてこれるんじゃないかと思うのですが、見せ方が難しいのかもしれませんね。
たとえば、害獣もとい緑色のUMAの手により何人ものアイドルたちが海に落とされていくシーンやターザンロープがちぎれるシーンなど、観てる側が「いやいや危ねーだろw」とツッコみたいところで、劇中のアイドルも結構マジメに「危ない!」というリアクションをしてるので、感情の消化不良というか、「あ、マジで危ないの?」とノり切れない部分があるかもなァと感じました。
やり過ぎだとは思いますが、海から落ちた後、ひっくり返ってガニ股の足だけ見えてるとか、それこそグルグル目になって浮かんでるとか思いっきりギャグに振って、観てるこっちを「な~~~んだよかったw」と安心させてくれてもよかったかな、と。ただ、そこまでやるとのり子が落ちる環を助けるシーンとか、可憐の手当をする風花さん、励ます莉緒ねぇのシーンとかが無くなっちゃうので悩ましいですね(勇気を出した可憐にあの仕打ちは何なんだとも思いますが)。
アンパンマンみたいに崖から落ちても「いててて……」で済む世界観がちゃんと浸透してれば違和感なく観れるんですが、もちろんアイマス世界はそこまで現実離れした世界観ではないので(仮にそうだとしても7話では説明が無さすぎる)、初心者みんなにハマるかどうかはちょっと微妙かな……と思っています。松田も解説席に入れてやってくれよ。でもTV前でスタンバってるのも良かったし、アイドルちゃんで興奮してくれてて良かった。
真壁が莉緒ねぇからセクシーについて学ぶシーンも観たかったな~~~。
チュパカブラのCV、Machicoとかだったら嬉しい。TV放送のスタッフロールで公開だと思うけど楽しみ!
【追記】TV放送でも明かされませんでしたし、BDでも明かされません。(笑)
2チーム同時デビューイベントとか、このP豪胆すぎる。(笑)
当然両方のチームに同伴することはできないので、全員未成年のTeam5thについていくPですが、このみさんへのフォローも厚くてとても良いなと思いました。電話で声を伝えるというのもさらに良い。現場のことだけじゃなく「このみさんは大丈夫ですか」って心配してるのが憎いね! ヒューッ!(CV.野沢那智)(コブラ)Team5thの活躍をもうちょっと観たかったというのは皆さんそうだと思います。ただ「曲を披露しろ」とキレてたオタクには「まぁそう焦るな」と言いたかったですね。第1幕で制作陣を完全に信頼していたので、絶対どこかで披露はあると信じていました。
Team4thの人選が、マジで多次元的すぎて素晴らしかった!
FleurS/ジェミニ、リコッタ、なおあり、ちづロコ、Clover's Cry(もっというとClover)、ざわわんフェス限……、このユニット、盤石の布陣過ぎる。
何気にちづロコが好きなオタクにとっては、アニメで「コロちゃん」「ロコです!」のくだりを観れて幸せでした。
そして話の中でちゃんといくもも要素もある。感謝です。このみさんのアイドル転職の理由(ワケ)はミリシタ準拠。前職の会社が倒産したと聞いた千鶴さんが失業保険(雇用保険)の心配をするの、生々しいほどのリアルさで笑っちゃいました。
出されたときはそんなにテンション上がってなかったのに結局1人だけ千鶴さんのコロッケを食べてる奈緒、かわいすぎる。やっぱり食べてるところがいいね、奈緒は。
松田がバス車内で「子役探偵」のお話をしていたときの桃子の様子に何かを察し、2回目のステージをどうするかの相談の際「これは桃子ちゃん先輩がよければなんですが……」と、いつものアクセル全開モードではなく、桃子を慮って一歩引いた提案の仕方だったのがスゴく良かった。
第1幕でもそうだけど、松田がただのアイドル好きの狂人じゃない一面がしっかり描かれててスゴく良いです。桃子の子役時代、別に手描きでも良かったんじゃ……と思うくらいには今と同じ服だったのは変でしたね。時間軸もわかりにくくなるし。話追ってれば子役時代=アイドルになる前なのはわかるけど、アニメーションなら絵でもちゃんと説明しないとダメだと思う。
全編通して数少ない妥協が見えちゃったシーンで少し残念でした。そんなにカット多くなかったし、あの程度手描きにしたところで誰もキレないと思うけどなァ。「桃子……お前一張羅でここまで……」となってしまいました。8話は、このみさんと桃子が“アイドルとして”新たな一歩を踏み出す大事なお話でした。
このみさんはPから電話で声をかけてもらったことで、チーム内で“大人”として振る舞おうとするあまり忘れかけていた“アイドル”としての自覚をもち、桃子は子役時代に味わった“芸能界で生き残ることの孤独さ”に怯えていましたが、“アイドル”として仲間と一つのステージを創り上げる喜びを知り、それぞれ自分たちのデビューステージの「再起」をかけるため奮闘する。このみさんにも桃子にも、そしてチームのデビューステージにも意味を重ねてくる構成、あっぱれです。「自分REST@RT」が聴きたくなりますね。
そして、ラストシーンのこのみさんが素晴らしかったです。
第3幕(#9~#12)
9話、開幕新曲スタートとは思わなかった! 驚きました。あんなプリティーな曲を歌うユニットに永吉昴いるのマジでニヤける。素晴らしい。ありがとうございました。
ついに未来ちゃんたちのTeam 8thの活躍が描かれます。デビュー前に765ASのバックダンサーというお仕事が舞い込む、というものです。
え! 函館じゃん! 北海道在住のオタクとしてはめちゃくちゃ嬉しかったですね。函館、バカ遠いけど。ちなみに舞台となったライブ会場とホテル同士はまぁまぁ距離あるので、未来ちゃんと春香は寝る前にフラッと行き来してましたが聖地巡礼する際はご注意を。アニメ化発表以降は「未来ちゃんたちはどう曇るのか……」という話題もありましたが、結果としては765ASとMILLION STARS両者の信号機ペアの対話というとっても平穏なものでした。もっとも未来ちゃんの曇らせ回は4話でスパッと切り上げていましたが。
リハーサルでは先輩たちに全然ついていけず落ち込むTeam8thでしたが、未来は「ステージの向こう」の想いを、翼は「本気」を、最上ちゃんは「アイドルとしての志」をそれぞれ先輩から諭され、それを受け止めようと本番に挑む3人が良かったですね(未来に関しては春香と「共感」しあうという感じでしたが。)。
かおつむの2人も「自分たちだって褒められたら嬉しいし、出来なかったら悔しい」「今できることを精一杯やればいい」と真たちからアドバイスを受けていて、「先輩たちも自分たちと同じだったんだ」と先輩方との心理的距離も近づき、緊張が解けていました。
中でもみきつばは本当に尊いものでしたが、美希が割とストレートな表現をしていたのが意外でした。ゲッサンの印象が強すぎるのかな。でも、実際のシーンと翼の回想のシーンで、美希の言葉の重さが全然違うのが面白かったです。一度本編にあったシーンを回想でわざわざ新録するアニメってなかなかない。
あとあと、真と伊織の言い合いに割って入った雪歩が「「雪歩は黙ってて!」」と言われてなかったのがちょっと嬉しかったです。今までのアニメシリーズとは流れが異なりますが、逆に前向きな、良い対比になっているように思えました。歌織さんがネボスケさんなの割と描かれてて笑いました。合宿回でも寝ながらラジオ体操しててかわいかったです。
まさかミリアニで「READY!!」を聴けるとは思ってもみませんでした。デビュー前のTeam 8thは正に「準備期間」なわけで、これ以上ない選曲だったと思います。本家アニメのOPオマージュのカットも散りばめられていました。嬉しいサービスですね~~~。
オマージュだけでなく、春香の「少し斜め後ろ」に未来ちゃんがいて視線を交わすシーンが本当に素晴らしい! どんだけ意味を含ませたら気が済むんだ。
最後に春香と未来の手と、765(アイマス)のエンジェルマークとMILLION STARSのパピヨンマークが一体化していくカットが、ミリオンライブというコンテンツを体現しているようでドバドバ泣きました。
やっぱりぼく、765PRO SUPER LIVEが観てえよ……(HOTCHPOTCH 2ではなく!)。頼む、Act-4。パンフの監督インタビューで「『ミリオンライブ!』の『始まり』」のひとつとして「8th LIVE」を挙げているのですが(パンフではミリオンライブの8th LIVEと注釈が入っている)、どうやらミリオンライブが初めてライブに登場した765ASの8thツアーライブのことを言ってるんですね。
この監督のことなので「こいつミリオン8thのどこで『始まり』要素を感じ取っているのか……」と必死で探していましたが、旧Twitterでサーチすると765ASの8th LIVEのことだろう(=パンフの校正ミス)と指摘するオタクがたくさんいました。それなら納得ですね。765ASのライブでさえも物語に落とし込む構成力……。怖いです。全然本編とは関係ないんですけど、Pが持ってきた朝ごはんのサンドウィッチの個数がキモ過ぎて笑ってました。カツサンド(?)が7つに2種類のサンドが4つずつ……。メンバーは5人なんだけど、どう配分するつもりで持ってきたんだ。(笑)
でもこれは数え間違いもあるかもしれないので、TV放送を待ちたいと思います。
【追記】TV放送で一時停止して確認しましたが、↑のとおり。さすがに数が気持ち悪いよ。
星梨花パパまさかのボイス実装で声出た。しかも三宅健太。すげえよ。同じBC発でもりっくんはまだ声付いてないのに……。
10話はそれぞれ家庭に事情(特に父親)を抱えるアイドルたちにスポットが当たりました。
最上ちゃんは1話から引っ張ってきたお父さんとの確執を解決されるお話でした。ネットでは「こんなあっさり解決とは」みたいな声もありましたが、普通のアニメで考えれば順当な話数で解決に至ったかなと。特に前話で千早からかけられた言葉が効いていて、「本当に良かったね……最上ちゃん……」とまるで父親のような心持ちで観ていました(?)。ステージ前に翼と未来ちゃんに「背中、押してもらえないかな」と頼むシーンが、2話のオーディションと対比になっていて、いや~~~上手いなと感心するばかりでした。逆に志保は手を引くのがあっぱれポイントでしたね。千早のボイスレッスン初日のシーンで下の階?のダンスレッスン室にまで聞こえてるの、防音どうなってるんだとも思いましたが、それだけ千早がレベル違いだということですね(ものわかりのいいオタク)。
そして! 可奈が千早の歌声にトキメいてるのがすーーーっごく良かったですね。劇場版では春香に憧れていると設定改変されていましたが、ここに今作がパラレルであることの良さが詰まっていました。
あと1回目の鑑賞では気付きませんでしたが、「私たちも千早さんにレッスンしてもらおう!」ってなってる中に奈緒、杏奈、風花さんがいて、既に12話のフラグはここに……と震えました。
11話・12話は合体でしたね。4話・5話もそうでしたが、1クールの中で前・後編の構成を2セット組み込むってなかなか力業なような気がしますが、自然な流れで観ることができました。
劇場で合宿をすることになったMILLION STARS。ここでも最初に提案したのは未来ちゃんでした。さすが主人公。12話のハプニングの際もそうですが、未来ちゃんの現況の突破力を見せつけられ、改めて未来ちゃんのセンター力(ぢから)を感じました。
Twitter(現:X)で、「〈お泊りでカレー → キャンプ(みたい) → ジュリアの弾き語り〉の流れは7th:Reと同じだ」と言う指摘を見て、なるほど! と膝を打ちました。こういう抽象的なことに気付けるようになったらカッコいいですね。カレーを作ってたシーンでカプリコーンの3人が固まってることにしか気付かなかった……。
あと、「トワラー」の全員歌唱版はEDだと信じてます。劇場のオープンに合わせて「Brand New Theater!」を流すために、それまでに何とか「Thank You!」「Welcome!!」「Dreaming!」を流すという心意気、スゴすぎる。「Welcome!!」は第2幕のED・第3幕の予告BGMという変則的な使用でしたが、そこは誰よりも監督が悔しそうだったので(パンフ談)、「そこまで……」と逆に引きました。やっぱ「Dreaming!」良い曲だ……。Team7thが歌ってたのは謎だけど。
ソロのトップバッターは翼でした。「本気」を出した翼、素晴らしい!
「ロケットスター☆」って意外だな~~~と思っていたら……後ろにいたのはロケット団の3人!!!! あっ「ロケットスター」ってそういう……。マジのガチで涙が抑えきれなかったですね(特に2回目の鑑賞時)。しかもちゃんと合宿の時にロケット団3人のレッスンも1カットあるし、翼もイントロで「『ロケットスタート』、キメちゃうよーーーっ!」って言ってるんですよね。スゴすぎるぜ……。
ラブライブシリーズよろしくグルングルン回ってアップしていく最後のカメラワーク、かっこよかった!
感動冷めやらぬ中、パンフの監督インタビュー読んだら「ロケット団に新曲歌ってほしかった」とか書いててドン引きでした(超褒言葉)。怖いよ。開演の挨拶を任された琴葉に紗代子が嬉しそうに声をかけていたのが印象的です。ゲーム内でも今までそこまで濃く絡んだことはありませんが、マジメな委員長キャラ、Vo/Pr属性、目標に向かってひたむきに努力する姿勢……など何気に共通点の多い2人。ミリオンライブには未来ちゃんや春香のほかにもセンター力(ぢから)の強いアイドルがいますが、特にこの2人はその筆頭だと思います。
グリマスで、何かのゲームで2人が張り合ってるテキストがあった記憶がありますが、何だったか覚えていません……(というか気のせいかも)。とにかく、この2人の絡みをアニメでも見られて本当に嬉しかったです。
また、Team5thの出番前、紗代子が未来に感謝を述べながらメガネを託すシーンがあります。ここに前述の「紗代子のセンター力」が詰まっていると思いました。何気に泣き所です。ただ、未来ちゃんには正しいメガネの持ち方を教えてあげたい。あんな持ち方したらレンズが……。何より度肝抜かれたのは「Sentimental Venus」の2nd LIVE再現。
11話のラストカットから繰り返される電流バチバチッで「やるんだな!? 今……! ここで!」とベルトルトになってしまいました。泣かないわけがない。
千早が「止めないで……ッ!」と立ち上がるのも、もちろん2nd LIVEリスペクトだと思いますが、10話やステージ直前の会話で、自分がボイスレッスンを見てあげたからだとお話の中でも説明がつくように作られているところが本当によく練られた構成で感服でした。
2nd LIVE Day2はLV参加で、実際のアクシデントも見ているのですが、当時はまだまだ知っているLTP曲が少なく(LTHから音源収集していた)、SVも聴きなじみがなかった上、初めてのLVでオタクたちのコールに圧倒されてる中のことだったので、正直何が起こっているのかわからないまま終わってしまったという記憶でした。最後のMCで事態を把握したといった感じで、もっと曲予習してから参加しとけばな~~~とちょっと後悔してましたが、まさか10周年を迎えて今、追体験できるとは思っていませんでした(涙)。本当にありがとうございました。
ステージ裏でパフォーマンスを終えたSV組が泣いてる描写があったのもとても良かったです。ステージでは笑顔だったけど、必死に歌ってくれたんだなって……。なんとかステージを繋ぎとめたのも束の間、音響は回復しません。
このざわざわした気持ち、何とも言えない焦燥感と無力感、前にどこかで……。そう、4th LIVE直前のあの雰囲気です。
「これで終わってしまうん……」
「でもまだ終わらせたくない!」
当時のオタクの気持ちを代弁していたのが紬とPです。
Pがひたすら頭を下げて頼み込んでいたのも良かったですね。だってぼくら(=P)は運営サイド(=PA席)に回ってあれこれすることはできないんですから。
そして、音響が回復し仕切り直した後の紬と歌織さんのステージは、ミリシタで再起したミリオンライブを象徴しているようでした。
待機する紬の「うちが繋がんと……」と覚悟を決めた表情は、今まで目をグルグルさせていた姿からは考えられないくらいカッコ良かったです。ステージ袖で客席を見ながら涙ぐむ未来ちゃん、アイドルになって本当に良かったね……。未来ちゃんはアイドルになって以降ずっと行動原理が「他人のため」だったわけですが(オーディション時でさえ)、765ASのライブを観て初めて見つけた「アイドルになる」という自分の夢を叶えた末に見た景色に涙するという構図が美しいなと感じました。最上ちゃんと翼が傍にいて顔を寄せるのもとても綺麗な画でした。
ラストの締め方は見事でした。劇場のこけら落とし公演を終えた後のMILLION STARSの活躍が矢継ぎ早に描かれており、しっかりミリシタへの導線ができあがっていました。MTGシリーズやBC等、ここにも今までのミリオンライブの歩みが詰め込まれていました。ミリオンライブの入り口を意識して作られているんだなと実感しました。これ以上ないくらい美しい締め方だったと思います。
それだけに「本当に12話でおしまいなんだな……」と寂しくもありましたが、これ以上話を続けるのも引き際を間違えた連載マンガみたいなカッコ悪さがあるので、ここでスパッと終わる潔さも良いなと思います。なんてカッコつけて書いてみましたが、アニメは「100万話やれ」「52期やれ」と言ってきたのでもっともっとミリオンライブのアニメが観たいです!!!!! 日曜朝10:00の放送枠も期待しちゃうじゃないですか!(この枠は大抵1年単位)
円盤高すぎて横転しましたが、買うしかないですね!
まだまだMILLION STARSを深掘りする余地は存分にありますし、最後にチラリと出てきた961組に続編への仄かな期待を持ちつつ、のんびりミリシタやってようと思います。グリマスでも961プロ(黒井社長)が絡んでくるのは2年目のPSL編(CDシリーズは2シリーズ目のLTH。今作メインに取り上げられたのは1シリーズ目のLTP)ですし。
最後に
さて、7年も待ったアニメって無いのでせっかくだし感想を残しておこうと思い書き始めましたが、こんなに長くなってしまいました……。仮にここまで目を通してくださった方がいらっしゃいましたら、最大の感謝を申し上げます。ありがとうございました。
自分用のメモとして書いていたので、読みにくい点が多々あったかと思います。申し訳ないです。
こういった素晴らしいアニメを、たくさんの愛を詰め込んで制作してくださった綿田監督をはじめとする全スタッフさんには感謝してもしきれません。本当に本当にありがとうございました。
そしてミリオンライブ、アニメ化本当におめでとう。今までの10年全てが無駄じゃなかった、そう思える素晴らしいアニメだったね。これからもよろしくお願いしますね。
とりあえずAct-4、行きたいな~~~~~。