赤ちゃんは、おとなのここを見ている
こんにちは。
千葉県流山市にある、いちばんはじめの親子のコミュニケーションスクール「きいろいぼうし」の中村ともみです。
おしゃべり前の赤ちゃんとママ・パパのコミュニケーション、ファーストサインのレッスン風景や、元図書館司書として絵本や読み聞かせについて、そして、4歳の男の子を育てる日常をお伝えしています。
息子はおしゃべり前の赤ちゃんのころから、ひとが好き。
そんな息子を見ていて気がついたことがあります。
誰にでも話しかける赤ちゃん?
おしゃべり前の赤ちゃんのころから、ひとが好きで、誰に対しても積極的に話しかけていた息子。
ファーストサインを使ったサイン育児をしていたこともあり、喃語と身振り、手振りさえあれば、コミュニケーションができると信じて疑っていないようでした。
一生懸命、話しかけてくる息子に、みなさん相好を崩してお相手してくださり、そこからまた会話の輪が広がっていったことは、よい思い出です。
しかし、その息子でも、とあるひとたちに対しては興味がなさそうにしていました。
わたしに抱っこされたまま、そのひとの方を見もしないのです。
相手は男性のこともあり、女性のこともあり、若いことも、年嵩のこともありました。
服装や血縁の有無は関係ないようです。
出会う頻度や場所もまちまちで、病院の待合室で会話が始まることもあれば、道端でそっぽを向いていることもありました。
息子が話しかけないひとに共通すること
よくよく観察してみると、共通点が一つだけありました。
それは、相手が息子に興味を示さなかったこと。
息子を見ずに、親であるわたしにのみ話してくるひとや、そもそもわたしたち親子に興味がない通りすがりのひとには、息子が話しかけることはありませんでした。
相手が、じぶんに興味を持ち、じぶんの問いかけに答えてくれるかどうか、よく見ていたのです。
おしゃべり前の赤ちゃんであっても、相手をよく観察し、相手に合わせてじぶんの行動を変化させているということを息子が教えてくれました。
人見知りさんでも安心できる場所を目指して
この息子との経験もあり、わたしはレッスンにやってきた赤ちゃんに対しては、まず、「わたしはあなたに興味があります」ということを示すことからはじめています。
具体的には、目を見て、名前を呼んで挨拶すること。
それから、赤ちゃんから投げかけられたことに反応すること。
ことばにすると難しく聞こえるかもしれませんが、実際はそれほどでもありません。
たとえば、赤ちゃんが窓の外を指さしたら、そちらを向いて、赤ちゃんが見ているものを一緒に見ます。
「鳥だね。お空に鳥が飛んでいるね」
こんなふうに話すだけでいいのです。
あなたに興味があります。それを態度でしっかりと示しさえすれば、赤ちゃんのかわいらしい信頼を得ることができるのです。
そのおかげか、赤ちゃんが人見知り、場所見知り中で、ママが心配しながら来てくださるような場合であっても、リラックスしながらレッスンを終え、ママから驚きと喜びのご感想をいただくことが多くあります。
ママも物差しのひとつ
そして、忘れてはならないのが、ママの態度です。
いくら赤ちゃんとコミュニケーションをとったとしても、ママが居心地悪くしていたのでは、赤ちゃんはそれを敏感に察知して人見知り、場所見知りに逆戻りしてしまいます。
赤ちゃんにとっても、ママにとっても安心できる場所。
それをレッスンでは心がけています。
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