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おしゃべり前、期間限定カワイイを見逃さない
こんにちは。
千葉県流山市にある、いちばんはじめの親子のコミュニケーションスクール「きいろいぼうし」の中村ともみです。
おしゃべり前の赤ちゃんとママ・パパのコミュニケーション、ファーストサインのレッスン風景や、元司書として絵本や読み聞かせについて、そして、4歳の男の子を育てる日常をお伝えしています。
サイン爆発期
赤ちゃんが生まれてすぐから使えるのがファーストサインの特長ですが、赤ちゃんがとある月齢に差しかかると、爆発的にコミュニケーションが増えます。
それは、赤ちゃんが1歳前後になったとき。
ちいさな一本指であれこれ指差して「ママ見て!」と気持ちを伝えてくれるようになることに加えて、手指の器用さも育ってくるのがこの時期です。
指先で小さなものをつまんだり、スプーンやフォークを使おうとしたりします。
こんなふうに器用に動かせるようになったおててを駆使して、ファーストサインを使って、たくさんのことを教えてくれるようになります。
いわば、サイン爆発期。
こんなこと考えてたの、あんなことしたかったの、と赤ちゃんの気持ちが伝わってきて、かわいい! が凝縮される時期でもあります。
赤ちゃんの習得スピード
しかも、赤ちゃんはおとなが驚くほどすぐにサインを覚えます。
おとなの動きや会話をよく観察していて、これは便利そうだと思ったら、すぐに身につけます。
真似してほしくないことも真似されてしまった、なんて笑い話のエピソードが登場してきたりしますよね。
真似をしながら学んでいく、というのもこの時期の特徴です。
レッスンで一度「おしまい」のサインを見た1歳すぎのお子さまは、帰り際、「おしまい」のサインをしながらお教室を出ていって、ママを驚かせていました。
きっと、この「おしまい」は便利そうだと思い、レッスンでのおとなの様子を観察して学び、すぐに実践してくれたのでしょうね。
赤ちゃんはほんとうにすぐ覚えますから、ママより先に覚えてしまって、このサインなんでしたっけ、なんてあとでご質問を受けることもあります。
サインはしたくない、も個性
赤ちゃんによっては、サインはしたくない!という子もいます。
このサインだけは絶対にしたくないと決めている子が多いですが、サイン全般、使いたくない、という子も中にはいるかもしれませんね。
それもそれで、赤ちゃんの立派な個性ですから、大事にしてあげたいところです。
かくいううちの息子も、たくさんのサインを使ってコミュニケーションしていたにも関わらず、「ねんね」のサインだけは一度も見せてくれませんでした。
寝ることが好きではなかったせいでしょうか、わたしが「ねんね」のサインをするのを見つけると、むしろ逃げていき「もっと」のサインで返されました。
「もっとあそぶ!」と言いたかったんでしょうね。
わが家のエピソードからもわかるように、たとえ赤ちゃんからサインが出なかったとしても、ママからのサインは伝わっています。
伝わっているからこそ、「ねんね」のサインを見た息子は逃亡を図ろうとしたわけです。
だから、親子でファーストサインを学んで損をした、なんてことにはなりませんので、ご安心ください。
おしゃべり前のいまだけの期間限定カワイイ! を見逃さないために、ぜひ、ファーストサインを使ってたくさんコミュニケーションをとってみてくださいね。
わが家でのサイン爆発期のエピソードはほかに、以下でご紹介しています。