7月に読んだ本
※内容のネタバレあるので注意※
9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。
1.母の愛、僕のラブ/柴田 葵 先生
夏だ…！
帯のプリキュアの短歌に惹かれて購入したけれど、この時期にぴったりな全体的に夏の短歌集。
暑い夏の海にいる感覚になれる、光景が目に浮かんでくるのでとても楽しめる。
出産まで短歌になっていて、一人の人生をまるっと魅せられた感覚。
2.藤枝蕗は逃げている/木村 木下 先生
小学生の時に異世界にやって来た蕗。二年は森の中で一人生活し、倒れていたところを老夫婦に助けられ、夫婦亡き後も夫婦が使えていた貴族に庇護され、支えることに。そして領主夫婦も何者かに殺され、まだ赤ん坊の夫婦の一人息子・ローランと二人逃げるが…。
パラレルワールドで蕗のいない世界で育ったローランとで食わすことに。そして、突然蕗がいなくなってしまった世界のローランは病みに病み、さまざまな罪を犯していく…。
どっちの世界を選ぶか、蕗は選択を迫られるけれど結局元のローランの世界を選び戻ることに。
ローランやべぇことをやりすぎて、これ二人以外幸せにならないモヤモヤエンドに…
3.お兄ちゃんのお嫁入り/間之 あまの 先生
読んだと思ったけれど、読んでなかった。
母の死をきっかけに次第に壊れていった父親。まだ小さい弟と妹を守るため、高校を中退し日々働く主人公は、ある日普段帰ってこない父親が帰って来たと思ったら、ここに住めと言われボロアパートから引越し高級マンションに住むことに。
部屋から一歩も出るな、誰も部屋にあげるなと言われていたが、なんとそのマンションの本当の住民が現れて…！？
胸糞父親だけれど、最後には主人公たちを手放してくれて良かった。本当に父親に向かない人だったんだなぁ…
これからも四人幸せに暮らしてほしい…でも主人公ってまだ17.8くらいだよね…？
4.オタク、ムキムキばかりの異世界でハムスター扱いされてます/チャトラン 先生
ついに単行本に〜！大好きだったので紙本になってくれて嬉しい。
ある日突然異世界に召喚された普通のオタク・アキラ。国民の平均身長が180センチ超のムキムキ異世界でオタク特有の過剰言葉“死んじゃう”を言ったところ、信じられてハムみたいな扱いを受けることに…
そんな中、アキラに護衛兼お世話係の美男子がついて！？
体格差って本当に最高〜〜〜〜〜攻めは確かに主人公からしたらでかいけれど、他の人と比べたらそこまででっかいわけではないので、私的にはもっとでかくても良かった。
ツンツンしてる感じの攻めだけれど、なんだかんだで主人公には甘い。続編とか出てくれないかなぁ。
5.千年後宮/宮緒 葵 先生
皇子として産まれたその時から神に愛され、0歳で皇帝となった玉還はついに後宮を持つ事に。
妃としてやって来たのは男、男、男…その中でも一際目を引く四夫人(男だけど)に玉還はのめり込んでいく…。
主人公たちが幸せなら他はどうなってもOK！なダーク世界が大好きな人にはたまらない、本当に主人公たち以外幸せにならないエンドです。
ただ今回は母プレイと父プレイといろんなことやってるので、地雷なしの人限定の一冊になっているかも。
なぜ後宮が男だらけなのかも、作品内できちんと明らかにされるので、特に疑問もなくラストまでスッキリと読める。
6.強引騎士の幸福な政略結婚/名倉 和希 先生
没落気味の公爵家三男のジョセフは王家からの提案で男爵家で騎士のレオナルドと結婚することに。
しかしずっと騎士として生きて来たレオナルドは気が利かないし、暴言を吐かれ夫婦仲は険悪に…
しかもジョセフはいろんな人とヤってるという根も葉もない噂を特に否定せずにいたせいで、レオナルドからもそういう人間だと思われていたようで…。
名倉先生のぶきっちょ男を存分に堪能できる一冊。
この最低男を好きになれるの？と思ったけれど、二人ちゃんとケンカップルになれて良かった。
7.小悪魔令息は、色気だだ漏れ将軍閣下と仲良くなりたい。/古堂 すいう 先生
主人公のエリスは小さい頃から大好きな将軍・シモンがあまりにも好きを拗らせてしまい、素直になれず将軍にだけ冷たくしてしまう。(典型的なツンデレ)
将軍の過去の彼女たちが自分と全く違う大人のお姉さんだったりと悩みながらも学園で過ごす最後の一年を大切に過ごしていた。
読者からは最初から両片思いだと分かりきっていたけれど、エリスに婚約話が出た時はどうなる！？と思ってしまった。しかも相手が結構仲良くなってた人だったし…
本当に後半まで二人の中がぎゅっと縮まることはないので、ハラハラする。まぁくっつくけど。
8.ジャックジャンヌ 七つ風/十和田 シン 先生
JJの冬公演後、最終公演前の5人と希佐ちゃんの話。
各ルート入った時の話かなぁ。
何人か希佐ちゃんが女バレしてる感じだったので、各ルートの間の話が今回読めて嬉しかった。
これはゲームプレイしてから読んだ方がいい。
それにしても夏公演の小説化はいつですか！？
9.嫌われ王子のおしおき婚~狼騎士の妻は丸ごと溺愛されています~/葵居 ゆゆ 先生
母を亡くし、その母の亡くなった日にもかかわらず弟王子のお祝いをする家族に嫌がらせをしようとしたところ、まさかの弟とその母親を命の危機に晒してしまう。
二人を救った獣人騎士が褒美にと望んだのは、まさかの自分！？しかも魔法を封じられ、使うと小人になってしまう呪いがかけられてしまった。獣人嫌いの我儘王子はどうなる！？
実は王子のことをずっと好きだったちょっぴりヘンタイ騎士の更生ストーリー。
どうして王子がこんな我儘になってしまったのか、家族は王子のこと愛してなかったのか、ぜーんぶわかりますので、安心して読んでください。
10.恋する小リス、いりませんか？/小林 典雅 先生
リ、リス！？(ガチリスでビビる)
王子の見張りをするために、従姉妹から頼まれ王宮で少しの間働くことになった喋るタイプのリスのイリヤ。ある日王子付きの魔法使いにミスで北に飛ばされてしまい、しかも小さなリスなので鳥に攫われてしまう。そんなイリヤを助けてくれた男、ライジェルを好きになってしまう。
しかし人間とリス。この恋ははたして…？
結構あっさり終わってしまったけれど、顔と心の声が一致してないライジェルが面白い。これはライジェル視点が本当に楽しい。ここだけで短編がまた欲しい。
普通にリスが可愛い。
11.悪党の回帰 サマルカンドと青い薔薇/愁堂 れな 先生
第二皇子の率いる光の騎士団に殺されたギルド長、サマルカンドは気付くと三年前に戻っていた。
戻った場所は闇オークション会場で、なんと幼い頃の皇子がオークションに出品されていて、思わず落札してしまう。
実は皇子は赤ん坊の時誘拐され、性奴隷としてあっちこっちと転々としていた…。サマルカンドはそんな皇子に勉強と剣を教え育てていくが、皇帝の血の証である青バラの痣が現れて！？
青バラの痣がある王族は特殊な能力が使えるというフラグからの回収が気持ちい。
皇子の能力強すぎる。
12.チャラ男伯爵令息に転生した敏腕経理部長、異世界で年下拗らせ冷徹公爵様に溺愛される/松原 硝子 先生
これで終わり！？と思うようなラストで、続巻を希望。敵には逃げられ、全てが丸っと解決！とはなってないのでモヤモヤが残る。
まぁでも二人の関係としては、拗らせすぎた長年の思いが実って良かった。また主人公が遊び始めたら(そんなことはしないだろうけど)ヤンデレルート間違いなしな攻め男なので、上手く手綱を握っていてくれ…。
13.君と出逢うため落ちてきた/SKYTRICK 先生
空き巣に入った家ごと異世界に飛ばされた安達と実は家にいた住民の少女。少女だけでも元の世界に帰すため安達も協力する事に。
話が進むにつれてわかる安達の過去とラストの伏線回収に驚き。そこが繋がるんだ……！？
ここ最近読んだ中で話が一番面白いBLかもしれない。
14.新人外科医は白獅子に求愛される/幸崎 ぱれす 先生
天才と言われる外科医で白ライオン獣人の獅堂を助けた事から何故か気に入られ、求愛される人間の雪野。
押せ押せアタックの獅堂に絆されていった雪野だったけれど…？
難しいと言われる手術も完璧にこなしてしまうからか、いつも傲慢な態度の獅堂とクールな努力家の雪野。この二人、それぞれ別々にいる時はなんともないのに、二人一緒にいるとデレデレ甘々になってしまうカップルで最高。そこだけ気温上がってない?
雪野のこととなるとアホになってしまう獅堂、可愛いです。
15.くやしいけれどあなたが運命~詐欺師との結婚~/Aion 先生
恋人と別れたことをキッカケに政府公式の婚活システムEN(えん)に登録し、すぐにマッチングした湊。しかも相手は運命の伴侶だった！期待に胸膨らませ、実際に会うと好みのタイプだし、大人の男性で今後のデートの約束もし、ワクワクの湊だったが、実は湊の実家目当てだと知り破談に…。
だけどまさかの形で再開して…！？
ケンカップルか？と思ったけれど違った。お互い好き同士なのに俺なんか…と思ってるタイプの二人。1番の鬼門である湊の父親はどうやって説得するのか！？湊の話を聞く限りだと愛のない家庭で育ったみたいだけれど、普通に父親が不器用すぎるし人の話聞かない人。改めようね…。
まとめ
今月はBL三昧。(いつもだけど)
今月読んだ中は続編があったり、前に別主人公で出てるのもあるようなので購入して読もうと思います。単品で楽しめるのもあるけれど、やっぱりこれはあの時の〜！とかそんな楽しみ方もしたいので。
あと全く本の話じゃないけれど、ジャックジャンヌ最高の作品なのでぜひプレイしてみてください。
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