1月に読んだ本



※内容のネタバレあるので注意※


9割BL小説。あとはキャラクター小説とか。
私が読んだ順番にご紹介しているので、BLとキャラクター小説で分かれていません。



1. 初代様には仲間が居ない! /はいじ 先生

とある人気RPGゲームの最新シリーズの主人公に転生した主人公、シリーズ最新作のラスボスはシリーズ一作目の勇者様!?
レベル上げもきちんとして挑んだけれど、初代が強すぎて仲間たちも全滅の危機、、そんな時に過去に戻って初代が闇落ちするのを阻止するように仲間に言われ、過去に戻ることに…。
そして出会った初代はちょ〜猫被りで、実は我儘放題のやつだった!
そんな初代と二人で旅するうちにお互い信頼して、誰も信じていない初代も主人公にだけは素を出してくのが良い…。
だけどフツーに初代は姫と結婚するし、子供いるし、本当は主人公のことが好きだったのにちょっとからかったせいでもう会えなくなり魔王になることで主人公に再開する。そんなに好きなら最初から素直になっておけよな!
表紙が良すぎる。この表紙に全て詰まってるよ。



2. 人生はままならない/伊達 きよ 先生

ずっとαだお思っていたのに、検査したらΩだった!ショックを受けたと同時に辺境の屋敷ゆ従者と二人、送られてしまって…。
お勉強はできるけれど、性の知識は全くない主人公が従者に教えてもらっているうちに、好きと言う気持ちがわかってきて…
従者からのやじるしがすごくデカくて良かった。
そしてその後のお話の巣作り編が最高すぎて、ちいかわみたいに泣いちゃった…。
オメガバースはもっともっと巣作りの話を書いてくれと毎回思っているけれど、結構取り上げられないので普通に嬉しかった。
あと、嫌われて追い出されたんだ…と父親に対して思っていた主人公だけれど、父親はそうじゃなく、主人公を守るために辺境にやったんだと知った時、パパ〜😭とこっちまで嬉しくなった。
オメガバースは辛い話が多いけれど、久々に幸せハッピーオメガバースを読んだ気がする。



3. 聖淫愛華/西野 花 先生

末の王子と出回る怪しい媚薬の調査のため、夜の街へ乗り込む主人公だが、世間を知らなさすぎてすぐに怪しまれてしまう…そんな時に助けてくれた二人にあれやこれやされ、自分の本当の姿を知ってしまう。
今月のエロ枠。
複数モノでずーーーーーーーーーっとやられてるシーンが続くのと、ラストで主人公が完全に二人に堕ちてしまうので笑った。
これから3人仲良くね…。
一人に絞るなら私はチェイス君派だよ…



4. もののけ寺の白菊丸/瀬川 貴次 先生

寺へと入ることになった白菊丸。入った寺で自分がある人の落胤であると知り、納得。
母に会うため、立派な僧侶となるために寺で頑張る白菊丸だが、少し特別扱いを受ける白菊丸を快く思わない稚児たちもいて…
たまずさ、悪いあやかしなんだろうけど白菊丸を気にかけて“母”と言う感じがしてこの二人の関係が本当にいい。
主人公の命を狙うとある人物と、この寺の謎もいろいろあるけれど、白菊丸には健やかに育ってもらいたい…。
これは本当にシリーズとして続いて欲しいくらいに面白かった。さすが瀬川先生…。



5. 最弱聖女でしたが「死神」になって世直しします/蒼月 海里 先生

蒼月先生まさかのなろう小説。連載されてるな〜くらいの気持ちで読んでなかったけれど、文庫化してくれてうれしい。
超真面目ストイックレベルI聖女が仲間を皆殺しされ、気づくと自らを死神と名乗る人物に即死魔法を与えられ、力を使い世を正して行く。
なろうでやっていた分、なろうらしさな感じで色々な漫画から有名なセリフがたびたび出るし、聖女は超〜真面目なので淡々とした感じでボケて来て笑える。多分ボケてるわけじゃないんだろうけど、仲間との掛け合いがね。
主人公の父親だとか、母親の秘密だとか全部きちんと回収されて、悪役もやっつけられるのでスッキリな読了感を味わえる。
蒼月先生のテンション高めなお話が好きなのでずっと楽しかった。地底アパートシリーズみたいなの、もう書かれないのかな…



6. 当て馬執事は悪役令息に忠愛を捧ぐ/小中 大豆 先生

BL小説の悪役令息に転生した主人公が殺されED回避のためにあれこれ手を回すうち、当て馬キャラに出会い、自分の執事にする。
そんなある日、ついに小説の主人公が現れ…。
執事は当て馬キャラだから小説主人公を好きになると思い落ち込むけれど、自分を助けてくれ、執事にしてくれた主人公に対して激重感情をもつ執事はもう当て馬キャラではないのだ…。
執事がスパダリすぎる。あと、主人公の父親が優しくて可愛い、自分の息子が実は別の世界から転生したんだ!とから言って来たら多分隔離すると思うけど、このお父さんはきちんと信じて未来を変えるために協力してくれる。
このお父さんも再婚して幸せそうでなにより。



7. モフモフ異世界のモブ当主になったら側近騎士からの愛がすごい 3/柿家 猫緒 先生

3巻。
流石に今回最終巻ですよね!?
前作で大団円ハッピーエンドかと思いきや、今回は主人公がいない世界に飛ばされてしまい、元の世界に戻るため、あれやこれや主人公が頑張る話。
ラストはバタバタしたけど、どの世界線でもどんな状況でも主人公の事を好きになる攻め二人。
正直前回で終わりでよかったのでは?と思ったけれど、その後の平和な世界でのイチャイチャからの二人の愛の再確認と言う感じで+αとしては面白かった。
ヴァンくんの変態感がいい感じになってる…もっと変な子になってくれ。
これでまだ続くなら流石に蛇足感が…だけど、息子の話として新シリーズでやるのもいいね、、



8. 傲嬌(ツンデレ)太子と愛のない婚姻/砂床 あい 先生

母は罪を犯して殺され、父親に冷遇され、誰かに甘える事もできず、愛を知らずに育った主人公よ花嫁は男だった!?
千年ずっと想い続けた一途な女装男神な攻めと一人寂しく過ごしていたツンデレ太子受け。
ラストではちゃんと子供ができてよかったね…。
読み終わってから気づいたけど、これ前作「百華王の閨房指南」で出て来た執着ネチネチ兄の話だった。
なんか弟の感じ知ってるなぁ〜と思いながら読んでいたのでスッキリ。
そしてあの兄が、こんなに…😢と謎目線で感慨深くなってしまった。
百華王〜はホントク先生のえっちな絵が見れるし、今作は石田先生の美麗な絵がみれるし、お得なので、この2作続けて読んだら幸せかも。



9. 相棒は犬 転生探偵マカロンの事件簿/愁堂 れな 先生

親友が死に、刑事を辞めて探偵事務所で働く主人公のもとにかわいいトイプードルがやって来た。
実はそのトイプードルは死んだ親友が生まれ変わった姿だった!?しかもヤクザに飼われていて…
親友の無念を晴らすべく、二人+一匹がヤクザ事件を見事解決!?
ミステリと思って読むとうーん…だけど、トイプの可愛さと犬と人間のバディモノとして読むなら楽しい。
犬が犬に聞き込みして犬を探すの天才か?
こう言うゆるふわバディモノがもっと見たい。癒しが欲しいので…



10. ウサ耳おっさん剣士は狼王子の求婚から逃げられない! /志麻 友紀 先生

国を救う勇者一行の一員として選ばれた最弱種族ウサギ獣人の剣士主人公。
無視していたら勇者である王子自らお迎えにこられて、一行と旅することに。
そして無事、災厄を倒しお別れ…と思ったらまさかの王子に求婚されて!?
もうお前ら好き同士だろ…と早くくっつけよ…とじれじれしつつ、俺は流されてるだけだから…な主人公に笑う。違うだろー!!!
主人公の出自なんかも知って、そして婚姻に関する問題も全て解決し、無事結婚、出産。
おおお、、、二人の子供、可愛いね…



11. 異世界の沙汰は社畜次第 聖女召喚改善計画/八月 八 先生

これ、ずっと売れてるのでそんなにのやつか!!?と思ってついに手を出しました。
聖女召喚に巻き込まれ、女子高生と一緒に異世界に召喚されてしまった社畜主人公。衣食住は保証され他に何がいるかと聞かれ、働かせてください!とまさに社畜のような事を言い、異世界でも社畜をすることに。
そこで体調を崩した主人公を助けてくれた騎士団長とまさかの体の関係に…!?
危なっかしい社畜とこいつの面倒を見るのは俺だ…なよくわからん執着団長の掛け合いが楽しい。
お金関係がルーズな国できちんとしなさい!!!と怒り狂う主人公。そりゃそうだよなぁ。
そして面食い?な惚れっぽいJK聖女。この聖女、今回ではめちゃ嫌いだわこのJKがよぉ…と思っていたけど、次巻では役に立ってくれるのか…!?



12. 異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画/八月 八 先生

2巻目、国の大元は大体直した主人公が次に手を出した?のは教会。
毎日のお祈りだったり怪しさ満点なところに足を踏み入れた主人公が出会ったのは団長になんとなく似ている人。
前巻で一緒に住む事になった二人。
一方は森で魔物退治、もう一方は教会へ調査に向かい、早速会えない日が続く…
そしていよいよお付き合いが…!!!!
グイグイくる年下可愛い。ちょっとしたことで拗ねて、嫉妬して、主人公も萌えてて笑った。
それにしてもこの二人、付き合ってる感があんまりなくて、主人公は団長の事好きなの!?
そして次巻で完結らしい。
聖女と主人公は日本に戻ることができるのか!?!?それとも異世界に残るのか!働く異世界モノとしても楽しい。



13. 事故物件探偵 建築士・天木悟の執心/皆藤 黒助 先生

幽霊が見える主人公が修学旅行で出会った建築士に憧れ、父親の反対を押し切り実家を出て横浜の大学で建築を学ぶことに。そしてその憧れの建築士が公演をしてくれることになり、ワクワクで会場に行ったのに、壇上には憧れのあの人と、幽霊が…。何かぶつぶつ言ってるし、最悪…と思っていると、あの人に幽霊が見えるとバレ、なぜか興奮した様子で話しかけられて…!
事故物件を恨む建築士と幽霊の見える女の子の事故物件の原因を探る物件ホラー?ミステリ?
ラストの事故物件(主人公の実家)、主人公のお父さんヤバすぎ人物だろ…とドン引きしつつ、お母さんは死んでないんだ…!と新たな希望が。
あの、白い家に潜む幽霊は一体なんなのか、そしていつか除霊できて入れるようになるのか。
楽しい話ではないけれど、続きが気になるお話だった。続いて〜〜



14. 英雄はアンブロシアを喰む 上/小綱 実波 先生

これを言ったら本当に失礼だと思うけど、いろんな用語が出て来て私の頭の中では十二国記用語に変換して読んでました。そしたら驚くことにスムーズに読めます。そして楽しい…こう言う話し本当に好きなので。
俳優の主人公は撮影のために渡米し、そこでイーサンと言う男と出会う。目があった時から何か目に焼きついていたある日、撮影中に異世界につれていかれ、しかも主人公は異世界で実るはずだった果実が異世界(地球)に飛ばされて、女の体に宿り人の姿として生まれたのだと言われ…!?
神々へ返還されるために、この世界の国を一つ収める半神であるイーサンとその従者と共に旅する主人公と、巻き込まれたアイドル俳優。
最初はイーサンを恨んでいた主人公だが、自分の国の人たちが灰になり死んでいくのを阻止するため、自分が必要で、そして思っていたような人物ではなく、他人を優先するイーサンに心開き愛し合う二人。
そしてラスト…!!!えー!?
これ、上下巻?それとも上中下?ファンタジーBLで今年一番面白いし楽しみな作品になるかもしれない。



15. うちの捕虜だった聖騎士様の執着が怖いんですが自業自得ですか? /秋山 龍央 先生

ある日前世の記憶が蘇り、死にたくないあまり拷問吏になった主人公。といっても拷問吏の補佐として本当に拷問をしたことはなかった。
そんなある日、拷問吏不在中に捕虜として捉えられた敵国の聖騎士の拷問を上官から命じられて…!!?
前世の上司に連れられて行ったSMクラブでの知識を使い聖騎士を痛めつける(笑)主人公。どうなる!?
今まで人から優しくされたことのない聖騎士様が、初めて俺に話しかけてくれたし優しくしてくれた…これが恨みか…!?となって笑い転げてしまった。
感情を知らない機械!?
こんなはちゃめちゃな攻めに執着され、最後には共に逃げる二人。
良い感じに終わったけれど、まだまだ気になることたくさんあるぞ?拷問吏さんが主人公を助けてくれたけど、拷問吏さんは一体なんなの!?
続いてその辺も解決するよね…!?



16. 悪役令息の七日間/瑠璃川 ピロー 先生

断罪される七日前に突如前世の記憶が蘇った主人公。今から善人になったところで断罪されるのは確定だからじゃあ自分が今までやったことは処刑させるほどの事ではないと、画策して国外に逃げることに。そのために従者をいいように使ってその気にさせて…。
従者くん、BLゲームの攻略対象らしいけど、最初から悪役令息である主人公のこと好きじゃない?
そして同じ会社が作った2作品のゲームが繋がっていて、もう一方の悪役には主人公の前世の親友がなっていて、面白かった。
悪役が悪役のまま過ごす作品っていいよな…。急に善人になられても気味悪いから…。
それに、BLゲームでの主人公も善人ではないのもまたいい。側から見たらいい人、なんだけどある側面からみたら最低な人なの。リアルすぎてすごく好きだ。こっちの主人公の独白みたいなのもあるので、そこだけ読んでも楽しいかも。



17. 死に戻ったモブはラスボスの最愛でした/佐倉 温 先生

自分の書いたBL小説のモブに転生した主人公は、ラスボスである幼馴染の国王を助けるべく、腹黒ぶりっ子弟とバトルをするのがあまりにもなのしすぎる。
腹の中ではこんなこと思ってるけど、口から出る言葉ばお互いがお互いを心配してるんだよ?な言葉なので読んでいて主人公口で負けるな!と楽しかった。魔法バトルとか殴る蹴るのバトルじゃなく嫌味バトルだけの小説、誰か書いてくれないかな。
そして、ラスボス国王を守ろうとするけれど、最後、黒幕を突き止めるところで死にまくり、死に戻りまくる。
実は国王がラスボスとなるトリガーは主人公の死だと知り…!!
そして黒幕はまさかのお妃様だった…!?
結構主人公のことが好きなのがわかりやすい国王、かわいい。あと狼すがたの神様、気さくすぎる。



18. 異世界召喚されたら、勇者じゃなくてオメガになりました/鹿能リコ 先生

異世界に賢者として召喚された主人公。早速魔力を測定してみると、魔力ゼロのよわよわΩだと判明。
王様に直接俺を保護しろ!と直談判し、王様に保護されることに。
そしてなぜかガーターベルトと靴下を着せる担当になり、突然ヒートが訪れると離宮に連れられて体の関係に。
Ωというのが何か知らない主人公は、当然男性にされるのを否定して、次第に王様とすれ違ってしまう。
いやぁ…王様、お妃様いるし、子供いるし、新しいお妃様迎えようとするし…
結構BLとしてわくわく読んでたけど妻子いる時点でだいぶ萎えだった。
そして主人公にお妃は別に好きじゃないと言う王様よ…別に離婚しないし(まぁ王様だから難しいか)主人公を番にしないし。読み終わってもスッキリとしない話だった…。



19. きみと猫と、クラムチャウダー/佐々木 蒼馬 先生

人生初めての詩集。
詩ってそれこそ国語の時間にやった詩たちしか触れてこなかったので、自ら詩集かって言葉を浴びるのが楽しかった。
最後の方、27歳で死ぬのだと思っていたの一文にわ、わかる…!と急に身近にあるものに感じてしまった。
わかる、私も20歳しで死ぬんだと思ってたから…でもなんか生きてるんだ…。



20. ピノと、彼の初戀/伊勢原ささら 先生

木の人形であるピノは動くし、おしゃべりするし、心もある魔法の人形。
大好きな父親代わりの人形師であるパオロがいなくなって、一年以上もずっとパオロの言いつけを守りながらずっとパオロを待っていた。
そんなある日、二人の家にピノの憧れの王子様みたいな人がやって来て、一緒にパオロを探す旅に出ることに!
ピノが本当に人間の理想だけを詰め込んだお人形で、優しいし元気いっぱいで、パオロを探す旅もピノがいなかったら成り立たなかったんじゃなかったのかと思うくらいにそこに居るだけでその場を明るくしてくれる。
ラストの方では、不安が的中してあんなことになってしまって涙なしには読めない心あったまるストーリー。こんな話を読みたかったんだ…



まとめ

今年始まっていろんな悪いことが起こりすぎ…。とだいぶ精神的に不調な日が続きましたけど、現実逃避として本を読むことでだいぶ体調も良くなってきた気がします。精神的には落ち込んだままですけど。
今月読んだBLはうーん…と自分的に納得できないのがちょっと多かったのも悲しみが続いてる原因か!?
途中挟んだキャラクター小説になんとか助けられた感じです。
白菊丸に関しては本気でシリーズで続いて欲しい。最近は単発続いてますからね。
そして2月には顎木先生の新作がでますね!!!楽しみ!!!

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